まるでソーシャルゲームのデイリークエストのようにミサイルを飛ばしまくる将軍様がおさめる国、、

朝鮮民主主義人民共和国

そこの国営航空会社の高麗航空(エアコリョ)。


最近まで

ツポレフ Tu-134なんて骨董品クラスのヒコーキが最前線で運用されていた同社だが、、
(模型はパンダモデル製 1/400スケール)
主要就航先である中華人民共和国の航空政策の厳格化による国際民間航空機関(ICAO)の安全基準準拠の義務化によりほとんどのヒコーキが就航出来ない事態になってしまう。
(これが2012年のこと)

そもそもその前から機材の老朽化は深刻、、
むしろ重篤なレベル。
機材の更新についてはネット上でも論議が交わされるほどに注目されていた。

(なにせなにしろ旧ソ連の遺物みたいなのの巣窟ですから、機材更新となると、その楽園崩壊の危機でしたからね、、)

多種多様な噂が出るなかで意外なところが反応を返して話題となった。。
「A319やA320、A330を導入することはない。費用が高すぎる」
SNS上にこう投稿したのは他ならぬ高麗航空公式アカウントであった。
(これが2013年のこと)

これに先立つ2007年頃、、
あまりの惨状にロシアが同情したのか、破格の条件で1機のヒコーキがリースされた。
それが
ツポレフ Tu-204であった。
2007年に引き渡されたのは航続距離延長型のTu-204-300型であった。
元々他のキャリア向けに製造された注文流れ品でメーカーで宙ぶらりん状態であったものをロシア政府の計らいでリースされた、、らしい。
(模型は NG製 1/400スケール)
しかし、、
数多ある骨董品のリプレースには程遠く、焼け石に水、、
そして2010年頃に(たぶんロシアの支援)もう1機導入される。
今度は胴の長い基本型、Tu-204-100。
先の機材とスペックが合わないため、こちらも訳あり機材でしょうねぇ~
(モデルはパンダモデル製 1/400)
レジが先のTu-204-300から連番であることからも、この間に導入機はなかったもよう。。
(胴が長いためB757に近いシルエットです)

それでも安全基準に適合するのが2機だけ、、
そこへ来ての中国からの通告。。
結局、ふたたびロシアへ泣きついたのだろう、、
2013年の公式アカウントでの投稿にはロシアの企業に発注済みである、、とのコメントも添えられていた。
アントノフ An-148をリース導入するが、
コロナ禍による長期運休、、
そしてウクライナ侵攻、、
機体数も少なくメーカーからの部品供給も絶望的、、

案外、共食い整備ができる骨董品のほうが状態よく飛べるかもしれない、、

(ブランド名が違うけど、、たぶんNGもパンダも同じ型を使ってると思う。。)