21日に飲み会があり、翌日に二日酔いで仕事したくなかった不審者は翌日の22日(つまりは昨日)は予め休暇を取っていました。

とはいえ、特段なにか予定があるわけでもなく、、

暇をもて余した不審者は

「久しぶりにアキバにでも行きますか、、」

とお昼前にもぞもぞ動き出したのでした。。


アキバに行っても行くのは中古屋さん。

鉄道模型やヒコーキ模型もさらっ品で買うことはあまりありません。

で、、

とある中古屋さんで、、あるものが目につきまして、、

それがこちら!

立山黒部アルペンルートの1つ、関電トロリーバスです。
スケールは1/150。所謂Nスケールです。
タカラトミーの傘下トミーテックが展開するジオコレの1つです。

ジオコレではNゲージのストラクチャーなどがリリースされます。

で、このトロリーバスもストラクチャーの1つとして商品化されました、、が!

こちらがパッケージ。。
いや、、おまえバスだろ?
と一瞬ツッコミたかったが、、
実はトロリーバスは厳密にはバスではないのです。。
正確には「無軌条電車」といい、鉄道営業法の元で運営される、線路のない鉄道なんです。。
なので運転手には「電気動力車操縦士免許」が必要。

そんなトロリーバスは国内では1路線だけになっています。
この関電トロリーバスも2019年にバッテリー駆動式の電気バスになってしまいました。

不審者は更新目前の2018年、、
その年の開通初日にお邪魔しました。
トロリーバス最後の年だったのでラッピングされてました。。
立山黒部貫光のトロリーバスは環状トンネルの一方通行ですが、関電トロリーバスは単線で途中の信号場で行き違いを行います。
ここが信号場。
おでこの緑のランプは先頭なしい中間の車両で最後尾の車両は赤いランプをつけます。
行き違いを正確に行うため、閉塞が設けられ、最後尾の車両が通行証(スタフ)を携行しており、行き違いのさいに対向車列のスタフと交換します。当該区間のスタフを携行しない状態では信号場の先の区間(閉塞)に進入できない、、という取り扱いです。
(スタフは黒部ダム駅~信号場、扇沢駅~信号場、扇沢駅~黒部ダム駅通しの3種類があった)
この他、車列の台数をカウントし、全ての車両が信号場に進入したのを検知すると信号が開通するカウンターチェックという閉塞方式も取られていた。
立山黒部貫光のトロリーバスは全線が地下ですが、関電トロリーバスは起点駅の扇沢駅が地上です。
明るい中でみるとポールと張られた架線がよく見えます。
普通の電車と違い、+極と-極が必要なのでポールも架線も2本あります。
(通常の電車は架線が+極、レールが-極になります)

関電トロリーバスがバッテリー式電気バスになったため、残るは立山黒部貫光の路線だけになりました。そしてその路線もトロリーバスの廃止についての言及が、、
興味がおありの方は早いうちに訪れることをお勧めします。