先日、中国の中国南方航空公司がA380の完全退役を発表した。

多くのキャリアで退役が進められ、めっきり目にする機会もなくなった。


今では嘘みたいだが、、

かつての成田空港では実に多くのこの巨人機が就航してました。

A380は一度に受け入れられる数が限られるなかでも、数少ない発着枠の中でより多くの旅客を運ぶために多数のキャリアが投入した。

今回は成田空港や一部海外で不審者が撮影したA380型機をご紹介します。


画像は特記がない場合は成田空港にて撮影し、初めて撮影した時の画像を出しております。


1)ルフトハンザドイツ

ルフトハンザはこの他にA340-600も乗り入れ、A380の出発とA346の到着の時間がほぼ同じだったため、一つのフレームに両方を収める事が割と多かった。

2)エールフランス
到着時間がルフトハンザのA380と近いため、一つのフレームにルフトハンザとエールフランスを同時に収める事もたまにあった。
成田空港ではA380を停められるスポットが少ないため、同時にこれ以上の受け入れは出来なかった。

3)エミレーツ
今でも飛んでくる、同社のフラッグシップ。
A380をA380で置き換えるという空前絶後のリプレースを行ったこともある。
エアバスが正式にA380の生産終了を発表した際にも最後まで喰い下がり、、今でも諦めてない同社、、果たして、今後はどのようなフリートを形成するのかね、、

4)シンガポール航空
アメリカ便の経由で成田によっていたシンガポールのA380。
シンガポールはコロナ前からA380のリプレースを決め、リース導入機はリース契約の更新をせずに返却されることになった。
ローンチカスタマーの1社ではあり最大で24機を運行したが、機材の更新が早いため、あまり先は長くないかもしれない。

5)タイ国際航空
現在は定期運用に入っていないが、一部保有した状態にある。
退役させた機材についてはエアバスが引き取ったといわれる。
この時期は栃狂ったように増便され、B747・A330・A380のトリプルデイリーでバンコクと成田を結んでいました。
(撮影当時はタイ国際航空の他にタイのキャリア3社が乗り入れていた。。)
またタイ国際航空はA340-600でも乗り入れたこと時期がありました。

6)カンタス航空
こちらはロサンゼルスにて撮影。
カンタス航空は日本路線はA330やB787での運行してるが、アメリカ本土へはA380を飛ばしていた。
ロサンゼルス線は日中到着便はA380、早朝到着便はB747で運行していた。
羽田線はB747で運行していたが、コロナ禍で退役、現在はA330での運行。
日本で見ることは現実的に無理かな。
もし羽田にA380が就航できれば羽田一本化で可能性もあったかもしれない。

7)アシアナ航空
習熟のために一時的に成田線に投入したときのもの。
主にアメリカ線に投入してるらしい。

8)マレーシア航空
何故かA380は青い塗装が標準となった。
不運が重なり経営危機となり事実上の国有化。
機材の効率化のなかで運用先を失い、新機材(A330neo)の購入のためエアバスへ売却する形で退役。
成田へは期間限定で就航。

9)中国南方航空公司
去年、全機退役の方針が発表され、数日前に完了したことが発表された。
基本アメリカ線にはいっていた。
ロサンゼルスで狙った事があったけど、日常的に遅れる状態であり、撮影は叶わなかった。
コロナ禍で旅客同士の距離を保つために成田線に期間限定で就航するという珍事により、撮影が叶った。

10)全日本空輸
ANAが訳あって導入した3機のうちの2号機。
1号機受領後すぐにコロナ禍となりハワイ線の運休により地上待機が続き、2号機、3号機は受領延期等もされた。
相性が悪いのか、、
運行されてるところに会ったことが、まだ無い。。。
(遊覧飛行でさえスケジュールが合わず撮影に行けなかった)

11)大韓航空
こちらはロサンゼルスで撮影。
実際に初めてA380を撮影したのは成田で習熟訓練していた大韓航空の機体だった。
(画像が手元になかった)
アシアナ同様に基本はアメリカ線に投入してきた。

実に10社のA380が成田には乗り入れた事がある。一方で成田のみならず、日本の空港の手狭さ故に停められる場所がなく、やむなく就航を断念したキャリアもあったとも聞いた。

需要があったのに空港施設の制約で、せっかくの就航の機会を活かせなかったのはなんとも残念。
成田空港には滑走路の追加以前にそもそも手狭で制約の多いターミナルの改善を期待したいものです。。