前回のあらすじ、、
日本の高度経済成長期のような殺伐とした朝ラッシュを垣間見た不審者一行、、
日本では「うまく行ってない」と思い込まれてるインドネシア高速鉄道が竣工済みで開業を目前としている光景を見たのでした。
その後夜行列車で次の都市へ向かう、、
で、続きです。
夜行列車に揺られること7時間、、
現地時間の午前5時、、
列車はジョグジャカルタに到着しました。
駅を出ますとかつて使用していたディーゼル機関車が置かれてました。
ちなみに赤道直下のインドネシアでは一年を通して日の長さはほとんど変わりません。
太陽が北よりか南よりかしか変わりません。
(季節は雨季と乾季に大別されますが、多少雨が多いか少ないかの違いです)
まずはホテルに寄りまして、邪魔な荷物を預かってもらいます。。
(予め依頼済み)
タクシーを手配して向かいましたは、、
さて、、一体、なにがあったのかと言いますと、、
早朝のジョグジャカルタを抜けまして、一行が向かった先は
かなり早い時間からやっておりまして朝6時から見学できます。
世界遺産にも登録されてまして、、
ん?
なんで入らないのか?
ここの見学を行程に希望したのはスイ氏でした。スイ氏はかつて見学したことがあり、是非に!との強い薦めもありまして、、
ところが、、
スイ氏
「もう見学できますか?」
受付
「できますよ。どこからですか?」
スイ氏
「日本です。6人です」
受付
「370000ルピアです」
スイ氏
「370000?6人でもそんなにしましたっけ?」
受付
「なにを言ってるんですか?1人370000です」
370000ルピアは日本円で3800円位です。
スイ氏がいうには、かつては1人650円くらいだったとか、、
ジョグジャカルタについてから別に行動してるパクアン氏曰く、、
「多分、外人料金が出来ちゃったんですね」
とのこと。。
翌日にはインドネシアをたって次の国に向かいます。。ここでルピアに両替するのは悪手、、
というわけで、ここの見学を断念。。
近くの食堂で軽く朝食をいただき、、
もうひとつの見学施設におもむきます。
向かったのは旧ジョグジャカルタ空港。
かつては軍民両用でしたが、新たにジョグジャカルタ空港が作られ、現在は空軍の基地になっています。
パスポートのコピーを持参して手続きすると、無料で中にある空軍の資料館の見学ができます。
スイ氏はかつて訪れており、最近も他の日本の方が訪れた記事がネットで出てました。
ここなら大丈夫だろ!
と手続きに向かったスイ氏が中々戻って来ません。。
と、ここで残念なお知らせ。。
窓口「3日前にセキュリティの内容が変わり、外国人が見学する場合はジャカルタにある空軍の本部にいって許可を申請しなければならない」
いまからジャカルタに行けとな??
そんなわけで、ジョグジャカルタで訪れようとしていた場所がどちらも行けなくなってしまったという訳なのです。
で、、先のセスナに戻ります。。
あのヒコーキはインドネシア空軍の練習機。
やることもなくなったので、幹線道路沿いのお店を覗いていたところ、基地周辺を飛ぶヒコーキが撮れそう、、と思い、不審者は空にカメラを向ける事にしました。。
そして、、
ようやくアプローチしてきてくれたのが、、
グロブ G120TP。
インドネシア空軍では練習機として運用されてますが、民間向けにも販売されアクロバット飛行にも使われることがあります。
ジャカルタ近郊にも基地はありますが、このサイズの練習機を撮れることはまずありません。
私的には貴重な時間となりました。。
とはいえ、、
ここでの予定がすっとんでしまったのは確かです。
なので、、パクアン氏が言っていた軌道線に行ってみることにしました。
スイ氏は単独行動。
T・J氏とKS氏は一緒にジョグジャカルタの街を散策するそうなので、
お茶氏とタマさん、不審者の3人で軌道線の撮影に行くことになりました。
まずジョグジャカルタ駅からソロへ向かう電車に乗ります。
路面電車を想像しますが、、
架線は見当たりません。。
待つことしばし、、
現地のメーカー、インカ社が開発した電気式の気動車、、なんでも「レールバス」だそうな。。
日曜だとSLが牽引する客車でくるとか!?
なにしろ車の流れが途切れないインドネシアでここまで車両に被らずに撮影できたのは正に、、
朝の事態はこのためにあったのでしょうな。。
さて、、
撮るもん撮ったので、さっさとジョグジャカルタに戻ります。。
と、、
駅に入ると、、少し先に何かある。
日曜はこれが走るのかな、、?
安易に来れないところだけど、これの走る姿も見てみたい。。
インカ社製の通勤型電車です。
誰が呼んだが、別名「ヤツメウナギ」
この電車は以前、ジャカルタの路線で運行されていましたが、4両固定で2編成までしか併結できないとかなんとかで使いにくく、こちらの路線に転用されたとか。。
これが転用される前は205系がここでも運用されてました。。
ジャカルタじゃあるまいし、たいした混雑じゃないから平気?
成長著しいインドネシア、、
それはどこにいってもヒト人ひとの活気溢れる国なのです。。
翌日は次の国へたちますが、、
少しだけジョグジャカルタの街をブラついてみます。。
つづく
(次回更新はヒコーキコレクションです)