不審者紀行のつづきです。。
真の飛行機の墓場と言っても差し支えがないであろう、モハーヴェですが、その特性ゆえに実験機のベースとなることもしばしば、、
先述のノースロップ・グラマンの試験機しかりですが、モハーヴェに拠点を置いてるベンチャー企業は多く、有名どころとしては、イギリスのヴァージングループの宇宙開発ベンチャーのヴァージン・ギャラクティックあたりが有名でしょうか。。
残念ながらお顔は見れなかったスペースシップ・ワン。
この数年後に事故により失われてしまいましたが、モハーヴェは実用機ではなく、試験機・実験機の基地としての運用もあります。
また、砂漠のなかにある町には大事な機能があります。
それがこちら。。
アメリカでは日本のような長距離の旅客列車は極めて少なく、移動は空路が自動車。
長距離の鉄道は貨物がメインであり、日本とは完全に真逆です。
例えば、日本の貨物列車は主に旅客鉄道各社(JR東日本とか東海とか)の線路を日本貨物鉄道(JR貨物)が借りて旅客列車の合間を縫って運行されますが、、
アメリカでは貨物鉄道が路線を保有し、貨物列車の合間を縫って旅客列車が運行される。
そのため、大幅な遅延が日常茶飯事なのだとか。。
運行される貨物列車も規模が桁違い。。
これが最後尾、、実はこれでも短編成、、
長いものでは数キロに及ぶ、、
モハーヴェには小規模ながらヤードが整備されており、列車の組成のため入れ換えなどが行われます。
この入れ換えてる編成でさえ、日本では長大編成ですが、それを何編成も併結させて、、
編成の先頭には3~4両の機関車がつき、編成の間にも何ヵ所か機関車が連結されます。
(もっとも多かったものは4+3+3+4+2の16両の機関車が連結された列車)
ちなみに、信じられないでしょうが、、
このヤードの転轍機、、手動でした。。
係員が無線でやり取りしながら
「ガチャン、、ガチャン」
と進路を構成してました。。
砂漠に点在する町にはこのような操車場が隣接することが多い。日本とは比べ物にならない位にアナログなのがアメリカの鉄道です。
この管理のためにこういった町の存在は欠かせないのでしょう。
ちなみに、貨車も日本とはかなり異なり、、
このタイプは3車体4台車でひとつのユニットを構成してました。
さて、、
モハーヴェを出発した不審者は再び東へと進みます。
そのうちに州境を越えまして、、
有名な大都市をもつ、ネバダ州に入ります。。
ネバダ言えば、、
娯楽の街!ラスベガス!
そして、、このラスベガスの空の玄関口がマッカラン国際空港です!
折角きてもスロットなんぞに目もくれず、、
ラスベガスに着いたのは夜でしたので、とりあえずホテルへ。。
翌日より久しぶりに豊富なトラフィックを朝から堪能します!
つづく。。