飛行機のダイキャストモデルのメーカーはいくつかあり、それぞれに特徴や得意不得意がある。
一大ブランドのヘルパ(Herpa)は主に1/500スケールを手掛け、基本は全金属モデル。
一方で造形には甘さがある時期が長かった。
対して、1/400スケールではいくつものメーカーが乱立し、しのぎを削る状況であった。
主翼や尾翼をプラで再現したドラゴンウイング
や
主翼なども金属で整形するジェミニジェッツ
などなど、、
ただ、メーカーが違うと全く違う、、訳でもないのが、この世界。。
今回はブランドが違う二つの製品の紹介。。
まず1つ目、、
高麗航空のイリューシンIL-62M。
新塗装です。こちらは1/400の王手、ジェミニジェッツ製のモデルになります。
こちらはジェミニジェッツの一般販売に乗った製品ですが、キャリアと機種の都合もあり、やや入手が難しい種類です。
続いて紹介するのは、、
最高指導者の将軍様専用とも言われるが、その他の重要人物や随行も使用することが確認された機材。
IL-62特有の尾部のスキッドの仕様やブリスター(模型を箱のなかで固定しているプラ製の容器)の仕様まで同じ、、
ここからは、確信に近い憶測ですが、、
つまり、、
「同じ型で作られていると思われる」
しかし後者のブランドはジェミニジェッツではく、JCウイングです。。
JCウイングもジェミニと同様に1/400を多く手掛けていますが、流通量はジェミニとは比較にならない程少ない、、また箱にシリアルナンバーが記載されたカードが入っているなど、よく限定品をリリースするブランドです。
型は決して安くはない。
小規模ブランド単独で作るのはリスクが高い。
一方で王手としても他のブランドからの受注品を生産することで、型の回転率もあげることができ、利益率も向上する。
一見すると関係無さそうなブランドでも、よくよく見ると同業者同士で補いあってるのがみえてきます。。
(同じような事はヘルパとホーガン、ツカノライン、ビッグバードでも見られます)