こんばんはー!akilabです。
続き、行きます!
20分休憩ののち、劇中劇『ジゼル』の幕が上がります。
1幕はこの『ジゼル』の配役を巡ってのストーリーだったので、
さっきキャラクターたちが稽古していた舞台を今から実際に見る、という流れになっているんですよねー
青オペって素敵
さて、『ジゼル』、
簡単なあらすじとしては、
村娘ジゼルが、農夫と身分を偽った貴族のアルブレヒトと恋をしたが裏切られ、死霊となったあとも愛を貫くという悲劇の物語です。
悲劇ってわかっているので、
観る前から泣く準備はできていたんですが…
とにかく、南雲さん(ジゼル)の歌が素晴らしい
そして、美しい…!
歌が上手な人が主人公ならもう、成功なんですよ。それを実感した劇中劇でした。
1幕ではそんなことなかったんですが、
2幕は、客席をもうひとつのステージかのごとく使いまくってて、
客席からの登場は当たり前で、迫力もありながらエンタメ要素もさらに上がっていて、
コ〇ナ禍からこっち、ようやくダイナミックに劇場全体を使えるようになったんだなって実感しました。
物語自体の進み方は至極真っ当なんだけど、
要所要所、クスッと笑えるアドリブ的な演出も入って、
キャストがな、「かましてやる!」って感じで、
あぁ、青オペだな
って感じでした。楽しいの
個人的に印象に残ったのは、あさひ役の長江崚行くんの演技!
今回の劇中劇では、ジゼルの母親役で出演していたのですが、
出しろはそこまで多くないキャラクターなのに、
ものすごく、ものすごく泣けるんです…!!
え?あなた新人だよね?(あさひは演技経験ほぼない新人という設定のキャラです)
演技の層が分厚いよなにこれ…!!
って感じで、
泣かされまくりました
長江くんすげぇ…
そして、
斎さん演じる、ジゼルに片思いしている幼なじみのヒラリオン、
そこまで悪いこと何もしてないのに絶望的に情けなく、そして可哀想
斎さんが演じているので見た目はめちゃカッコイイはずなのに、
絶望的に、「あ、ジゼルに選ばれないのなんかわかる」っていう微妙なしょぼさが滲み出てて、良い感じでしたね
で…諸悪の根源(←言い方)アルブレヒト…
彼のやったことは物語上まぁ仕方ないとはいえ、
「どう落とし前つけるつもりだったんかな?」
と言ってやりたくはなりますね
男性心理さんざん勉強した身として、分かりみ凄すぎはしたけど、
男って、こうだよねー!
ってのを全力で体現してやがったな!と思いました
見切り発車で始めてしまって、「どうしよう…」と踏ん切りつかないまま時が流れて、
結局全部バレて逃げられなくなり…っていうね。(男嫌い再燃)
最後は結局、
ジゼルの無償の愛(ジゼルはなんでコヤツをそんなにまで好きだったのか?と聞きたいけど)に応えるかたちで、
死霊となったジゼルと死ぬまで踊り続けることで愛を証明した結果、
ジゼルにかけられたウィリの呪い(みたいなもの?)が解けて、
死ぬことで二人はようやく結ばれるという、マッチ売りの少女的ハッピーエンドを迎える…
ジゼルとアルブレヒトの歌には神々しさすらあって、
不思議と全てが美しく、許せてしまうような、
結ばれて良かったって素直に思えてしまうようなパワーがあって、
そこは本当に素晴らしかったです
これぞ役者さんたちのエネルギー…!
で…
書くからね今から
我らが理玖さん演じる、ミルタのことを…!てか書かせろ…!
続く…!!(ためるよー?)