丸3日間のファームステイ&レッスンを楽しんだ後は、テカポ湖に移動して観光する予定です。

 KOWHAIファームを出発するこの日は朝から雨。午前6時に出発の予定なので、夜明け前に起きて荷物をパッキングします。最後に傘をさして放牧場まで歩いていき、Twiggyにお別れを言いに行きました。仲間たちと草を食んでいたTwiggyは顔を上げて、じっとこちらを見つめていました。

Twiggy、元気でね。必ずまた来るよ」

 また来るとは言え、別れはすごく切なかったです。

 運命の馬って、いますよね。その後の自分の乗馬人生を左右する大切な馬。私にとってのそれは初めて乗った障害馬、プチシャブリでした。プッチは私にジャンプの楽しさを教えてくれた大切な馬。もう会うことはないけれど、ずっと私の心の中にいます。これからはTwiggyが運命の馬の列に加わります。クロスカントリーの基本とその楽しさを教えてくれた師匠として。

 

 リズ先生の娘さんに車でクライストチャーチまで送ってもらい、グレートサイツバスで一路テカポへ。良かった、晴れてきた~~!!

ターコイズ色に輝くテカポ湖。これが見たかった!❤❤❤
 
↓テカポ湖のほとりに佇む「善き羊飼いの教会」。観光名所になっていて、沢山の人で賑わっています。
中に入るのはOKですが、内部での撮影は禁止です。教会の窓から見えるテカポ湖は絵葉書のように綺麗。この少し後に行ったら、地元の子供たちがコーラスの練習をしていてもう中に入れませんでした。

↓個人旅行してると、自分が写ってる写真って少なくなりますよね~~。
湖の水があまりに綺麗で不思議で、つい動画を撮影。どうなってるの、この水の色~~?
そろそろお腹が空いてきたぞ。
湖畔レストランで名物のサーモン丼を頂きました。最初、予約なしで行ったら「団体さんの予約が入ってていっぱいなので、一時間後にまた来てください」と言われました。さすが人気店。
そのあいだ湖の散策とかできたので良かったです。
さて、念願のそのお味は……?うん、美味しい。日本で食べるのと同レベルに美味しい。ということは、恐らく向こうでは相当美味いレベル。
 
 腹ごなしのあとはテカポ湖のほとりにある乗馬クラブに移動し、マウンテントップ乗馬を楽しみます。私が予約した2時間コースは、テカポ湖が見下ろせる山頂まで馬で登って降りてくるコース。これは終始並歩でゆっくり登って行くツアーなので、速歩や駈歩はしません。
 
まるでフラワーガーデンの中を通り抜けているみたい!!
ルピナスの優しい香りに包まれて……夢見心地でした。ちょっと藤の花の香りみたいな……。
先導してくれるのはガイドのSummerさん。
ルピナスが美しいこの時期に来れて良かった。ルピナス大好きになりました。
↓横向きで観にくくて申し訳ない。丈の長い草が風になびいている様子を見てると、なぜか心が落ち着きます。できれば一日中、座って眺めていたかった。
山頂につきました。テカポ湖をバックに記念撮影。ちょーっと曇ってきちゃったかな?
Jimmy、頑張って山頂まで運んでくれてありがとう❤お疲れさま!
今夜のお宿はテカポ湖の目と鼻の先にあるゴッドレーリゾートホテル。とにかく湖に近くて便利。

一階の部屋なので、すぐそばを観光客が通るんですよ……。カーテン開けっ放しでパンツ一丁にはなれないです。
 
グレートサイツバスの日本人ガイドさんが、ゴッドレーホテル内レストランのムール貝の料理が美味しいよと教えてくれたので、早速夕食を食べに行ってみました。
うまっ!トマトベースの味付け。だしがきいたスープに付け合わせのパンをひたして、一滴残らず頂きました❤(←意地汚い)
日本では何となくお高めのイメージのムール貝ですが、こちらでは「学生の食べ物」と言われているそうですよ。
デザートメニューの中にパプロバが載っていたので、迷わず注文。ニュージーランドに来たら絶対食べようと思ってたんです。人生初パブロバ。
 これはオセアニアで食べられているデザートで、オーストラリアとニュージーランド両方で「自分とこが発祥の地だ!!」と争っているとか。メレンゲの上に生クリームをのせて、酸っぱいフルーツソースをかけるってのが基本形らしい。
 
 早速食べてみた。あ…甘い。日本人の舌にとっては、「一体何がしたいの?」ってぐらい甘い(汗)でも口当たりが軽いので「あっまぁ~~~」と独りごとを言いつつ全部平らげました。ブラックコーヒーと一緒に頂くとちょうどいい感じ。
 
 このレストラン、最初から最後までお客は私ひとりだけで、ガラっっガラでした。経営大丈夫なのかしら、これで…(;^ω^) ウェイトレスさんはニコニコしててとても感じ良かったです。美味しいし、いいレストランなんだからもっとみんな利用すればいいのにと思いました。
 
 この日の夜はファームステイと打って変わって、久々に蛾に悩まされずに安眠できました。
「蛾がいないって……布団から顔を出して眠れるって……なんて素晴らしいんだ!!」と実感。今までどんだけ蛾に悩まされてきたんだ、自分(苦笑)