いただきまーす
作： accototo ふくだとしお＋あきこ
２０２１年
大日本図書
１４３０円（税込）
今日のご飯はなあに？
お魚だよ！
えー、また？
おいしいの作るからね！
何気なく、夕食のメニューを聞いた男の子。
お魚って・・・どこで買ってきたの？
スーパーだよ。
フライパンに並べられたのは、お魚の切り身が3つ。
お父さんとお母さんと、ぼくの３人分。
誰が切ったのかな？
スーパーの店員さんかな？
そういえば、お魚って・・・どこから来るのかな？
なんとなく、料理をするお父さんの横で考え始めたぼく。
スーパーの前は、魚市場。
魚市場に来る前は・・・
漁師さんが海で釣っているんだね。
船着き場では、大量の魚が大きな網にかかって水揚げされています。
遠く遠くの海を思い浮かべると、そこには、元気に泳ぐ魚の姿がありました。
魚が泳いでいたとき
魚がまだ小さかったとき
どんなことをしていたのかな？
どんなことを思っていたのかな？
海の中の海藻の間から顔を出す、小さな魚たち。
大きかったり小さかったり
強そうな魚がいたり
逃げる魚がいたり・・・
食卓にならぶ命は、ぜんぶ大切な命。
その命は私たちの身体に入り、私たちの命の一部となって生きていくのです。
いただく食べ物に感謝の気持ちを持つ、食育の絵本です☆
ただ口にするのではなく、その命の存在について考える・・・自分だけでない、様々なの命について考えられる作品です。