犀の角(身を守る編)―― (Suttanipata 63偈)
Eyes downcast, not footloose,
senses guarded, with protected mind,
not oozing — not burning — with lust,
wander alone
like a rhinoceros.
(Suttanipata 63偈)
目は伏しておきなさい、とめどなくうつろうことなく
処々の感覚を守りなさい、守られた心と共に
(煩悩の)流れ出ることなく、(煩悩に)焼かれることなく、
ただ独り歩め
シャキーンと立つ犀の角のように
🌸情報を追い求め深夜までテレビやネットにかじりついていてはいけ
ないのです。周りでささやかれるうわさ話に便乗しても、心が疲れる
だけです。目を伏せていましょう。諸所の感覚を守るとは、(見ざ
る、言わざる、聞かざる)の行動なのです。私たちを取り巻く環境に
いちいち反応しないことです。煩悩とは、(苦、本能、欲求、自分自
分と思う気持ちなど)と諸所のお坊様たちが解読しています。
Hasunoha.jpを参考にさせていただきました。
人間生きている間は煩悩と共に生きるほかないのですが、人間はま
た、その煩悩の火を消すこともできるのです。完全に消せないまで
も、火を小さくすることはできそうです。
煩悩の火に流され破滅の道を歩まないように、
煩悩の火に焼きつくされないように、という
お釈迦様の温かくも厳しいお言葉なのです。
テレビ大好き、ネット大好き、お買い物大好きの私にとっては
大変痛く厳しいお言葉です。欲望は加速していきます。何事も
ほどほどにして早く寝るように心がけましょう。