前の記事の続きです。

 

春の体①

 

 

 

では、具体的に

スムーズに体が開く動きができるようにする

手当を一つとして

「目を休める」を

やってみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

仕事で長時間パソコンや携帯を眺め、

頭の中で忙しく思考をしていると、

頭がパツンパツンになる感覚があるかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな時は、

頭皮は硬くなり、

目は使いすぎで疲れ、

頭蓋骨も緊張状態になります。

 

 

 

そしてこの状態は繰り返されやすいですから、

そうすると

春の体の動きである、

後頭骨の「開く」が

なかなか動き出せなくなってしまいます。








そんな時はゆっくり
そっと手のひらを、
両目に覆いかぶさるように当てて、
しばらく目を閉じてみてください。



この時、

力は入れずに、

手と目の間に隙間があるくらいで大丈夫です。







じっと目をつぶって待っていると、
瞑っているのにもかかわらず、
目が緊張して、
動き出そうとするのが、
感じられると思います。



その時は、
ただ緊張状態を感じながら、
呼吸を続けてみてください。



だんだんに、動きが小さくなり、
ふっと眼の力が抜ける感覚の時が訪れます。
そして、気持ちがいいーと感じている間、
しばらく手を当ててみてくださいね。











完全に緩むと、

体は満足して、
気持ちいいが感じられなくなる瞬間がやってきます。


それまで、ゆっくり「気持ちいい」を

堪能してみてください。





そっと眼球を軽くまぶたの上から押してみると、
手を当てる前より、
ずっと柔らかくなったのが、

きっと感じられると思います。





また、お家で少し時間があるときは、
濡らしたタオルを2分ほど、電子レンジに入れ、
蒸しタオルを作り、
ゆっくり目に当てて、

緩めるのも効果的です。


 


これだけで、眼の緊張が抜け、
頭の緊張も緩み、

後頭骨が動き始めます。

 

その動きが、
波が遠くに波紋となって伝わっていくように、
肩甲骨から骨盤へと

体全体に広がっていきます。

 

 

 

他の季節より、

目の疲労が出やすい季節なので、

細かい目を使う作業や、

本を読むなどを減らすことを、

少し心がけるだけでも、

大きくこの時期の体調が変わると思います。

 

 

 

ものは試しで、

ちょっと手の空いた時間に、

ぜひ試してみてください。