暖かい日が、少しづつ増えてきましたね。
1月末頃から、体は少しずつ春の体へ変化して行きます。
最近、私の体はお風呂に入って、体を撫でると、
以前より少し脂っぽく、べたつくようになってきました。
頭の匂いも、1月末あたりからほんの少しですが、
キツくなってきたように思います。
春は芽吹きの季節。
体もいろいろなものを排泄を始めたようです。
実は体も四季に合わせて、
骨盤を中心に開いたり、縮んだりして、
変化しているんです。
冬は、骨盤が締まり、体の熱が外に逃げないように、
中心に力が向かいます。
そして、春になると、骨盤が開き、外に向かって、
芽吹いていく状態になります。
花が咲き、繁殖期に入るのもこの時期で、
生殖活動が活発になる時期です。
夏は、しっかり体が開くことで、
汗で熱をかき、内にあるものを発散させ、
自然の力をたっぷり浴びる季節です。
グッと成長し、生命活動が活発になる時期にあたります。
8月に終わりあたりから、
少し秋の風が吹き始めると、
体はうちへエネルギーを向かい、
だんだんと骨盤が閉まっていく動きに変化していきます。
それは、春夏に開いた体が受け取ったものを、
体のうちに取り込み、
自分の力にしていく時期です。
冬は、グッと体を締めて圧力を加え、
その力を自分の中で熟成させる時期とも言えます。
今この時期は、これまで中心に向かい、
自分の中で培ったものが、
動きを反転させ、
外に向けて、
そうっと花開く準備を始めている時期です。
後頭骨から、肩甲骨、骨盤と、
上から順に開き、
春に花開くように
体は開いていきます。
この、「開く」動きが阻害されると、
花粉症であったり、
頭痛だったり、
下痢だったり、
鼻血だったり、
春の不定愁訴につながります。
とにかく、春はspring=泉というように、
芽吹く、湧き出る、生命の誕生の季節なので、
外にやたら「出る(排泄する)」ので、
症状も激しいですw
ですから、この時期は
体が開く動きを、
スムーズに進めるのが、
とても重要になります。
では、何がこの動きを妨げ、
花粉症や頭痛、のぼせなどの症状になるかというと、
「体の使いすぎ」が
一つの原因となります。
季節に対応する骨格の動きは、
体全体で起こり、
とてもわずかで微妙なものです。
一方、仕事や家事、日常で習慣的に繰り返される動きは、
そこの動きを支える筋肉がよく使われることにより、
「使いすぎ」で局所的に疲れた状態になります。
体は全体でバランスを取ろうとしますから、
一部の「使いすぎた体の一部」をサポートとして、
バランスを取った形に体全体を微妙に変化させます。
その結果、体に偏り(=動き)が生じてきます。
結局、日常生活で繰り返されて
体が偏っていく動きが、
自然な季節に対応して起こる動きより、
優ってしまいがちなんですね。
その結果、
花粉症などの症状に繋がっていきやすいのです。
次の記事では、
春の体の動きをスムーズにする
体のケアを
お伝えしようと思います。