先日訪れたフランスとイギリスの間の海峡は、ドーバー海峡と呼ばれているのですね♪

フランス北にある海峡付近のビーチ、前回のブログ

 

晴天だったのでイギリスの白い崖が雲に隠されることなく良く見えました。でもしばらく経つと薄くなり、そのうち見えなくなってしまいましたが、ドーバー海峡にのみ隔たれたイギリスとフランス、近いですね♪

 

Calais(カレー)からドーバー海峡トンネル(またはユーロトンネル)と呼ばれる鉄道トンネルは、イギリスのフォークストンまで100年かけて建設されたのですって😳カレーの街は高速道路から見ても、工業が発展した街に見えました。100年戦争でイギリスに占領されていたけれども、1558年にフランソワ1世によってフランスに返還されたそうです。この辺りは第一次世界大戦、第二次世界大戦で戦場になった場所で、先日訪れたCap de blanc nez(白い鼻の岬)には、ドイツ軍がドーバー海峡を渡って攻撃してくるイギリス軍を攻撃していたという足場が残されていました。

 


丸い石のビーチは、

潮の満ち引きが大きく、8月頭のお昼頃、強い風の中

ジャケットを着て潮が引いてビーチの面積が増える時間を待っている人たちが結構いました。

 

Cap de blanc nezに到着すると

まず出迎えてくれるのは

芋畑。




 

8月の今の時期は芋が青々としていて

晴れていたので緑と青のコントラストがとても綺麗でした。

また、ところどころにケシの花(ポピー)が咲いていて

(ニースではもうポピーの季節は過ぎて、枯れてしまっていますが)

真っ赤なケシの花が、白い砂、青と緑の背景に

見惚れてしまうほど鮮やかに見えました。




 

この小石のビーチから少しまた車で走り、

Cap de gris nez(灰色の鼻の岬)

の方面へ丘を越えて行くと、

広く開けた砂浜にたどり着きます。




 

先日様子だけブログに書きましたが、

本当に美しかったです。

 

夫曰く、このビーチは観光地で

結構砂浜しかないビーチも多いのだけれど、

このビーチの周りにはちょっとしたカフェやお店、ホテルなども

あって、雰囲気が気に入っているそうです。




 

街も大きくはないですが

かわいらしく、

静かに平和に海と共に自然と共に生活している雰囲気。

この街で生まれ育ったら

東京のような殺伐とした忙しい街では

落ち着かないだろうなぁ。

 

色鮮やかな花や、白い牛や羊など、

海だけでなく、

自然豊かな緩やかな丘が

インスピレーションを与えてくれました。




リールの辺りは平らで丘もない場所が多いそうですが、

この辺りは緩やかな丘が多く、

牛達の向こうに海が見えたり、

畑の向こうに赤やオレンジの煉瓦の屋根の家並みが

見える風景は

なんとも

心を癒してくれました。




 

最後に食べ物について♪

この辺りの海で獲れる、主にベルギーで有名な食べ物、ご存知ですか?

 

それは

グレー(灰色)の小エビ♪

北海のキャビアとも呼ばれるこのエビは

学術的には「Crangon crangon」、

一般的には「Crevettes Grises=グレーの小エビ」と呼ばれているそうです。

高価な食材なので、なかなか食べられないの、と

義理の母。

実は先日リールの郷土料理のレストランに行った時、

義理の母がこの小エビのクリームコロッケを注文し、

少し味見させてくれました♪

なんとも、深い味で、

他のエビの味より旨味が強いというか、

濃い、というか、甘味が強いというかコクが深い、というか。

なんとも、おいしかったのです♪

 

こんなに平和的な綺麗なビーチが

戦場だったとは、

この風景からは想像ができません。




 

こんなに近いフランスとイギリス、

なんとなく

仲が悪いんだか良いんだか分からない関係ですが

これからはもっともっと

仲良しでいて欲しいなぁ。

 

冬は寒いかもしれませんが、

フランス北部にも

晴れた夏の日には

訪れてみるのも良いですね♪

 

平和と戦争の

両方をなんとなく

感じさせてくれる

魅力的な海峡でした♪