雪組大千秋楽は

自宅で配信を観ました。


2日前に

夫婦でサヨナラは伝えてきたから!


男役 和希そら


色気を感じさせる抜け感はありながら

計算し尽くした

横顔 指先 スウィングの角度

緩急自在の歌声、音域


この人の舞台が、男役が

大好きでした。


「ハッスルメイツ」を観た時に

こんな若手で

ショーのセンターを軽々と務めるひとが

宙組にはいるのだと驚いたこと

きっと、ずっと、忘れません。



私が熱心に応援していた美弥ちゃんが

「BADDY」のスイートハートを演じた時に

男役とか女役とか

そんな垣根はないのだなと感じたと

後からよく話されていて。


そらくんもきっとどこかで

その感覚を味わったのではないかと

改めて思いました。


男役 和希そら でありながら

舞台人 和希そら でした。

もう宝塚という枠は

そらくんには窮屈だったのかもしれない。


サヨナラショーはなかったけれど

生田先生、野口先生、そして咲ちゃんの

愛情溢れた舞台構成で

毎日がサヨナラショーのような

素晴らしい退団公演でした。


彼女が抜けた穴は大きい。

コロナで若手が育っていないのも辛いけれど

ここからまた

雪組が一段と奮起して成長していく姿を

見守りたいと思います。


男役として小柄ではあったけれど

だからこそ

努力を重ねて

ここまでたどり着いた和希そら。


これから彼女の進む道が

ひかりふる道であることを

心から願います。