帰省していた 夏休み
姪っ子の合唱を 聞いてきました
大人でもなく
子どもでもない 中学生の美しい声…
私は 合唱の盛んな中学にいました。
毎年 クラス対抗の 合唱コンクールがあって
私のクラスは 3年連続優勝した経験が
歌わない男子 熱心すぎる女子
いろいろ ありましたが
それでも 最後は 団結して
見事に 優勝をさらっていきます。
いい思い出です
私が いちばん大好きだった合唱曲は 「 大地讃頌(だいちさんしょう)」
という曲です。
実は 私はこの曲の 伴奏をやりたかったのですが
間違えずに弾く 自信がなくて
立候補するのを やめました。
そして 今年の二月かな…
娘が インフルエンザをこじらせ 大きな病院に運ばれたことがありました。
入院するベットがなく
ロビーの椅子に寝かせて 6時間くらいかな…
点滴を受けていました。
だんだん 暗くなり…
外来を 行きかう人も少なくなって
不安な気持ちで 娘に付き添う私…
すると
その病院の広いロビーの 柱に 隠れたところに
ピアノがあったのですが
そのピアノから
とても 優しい音色が 聞こえてきたのです
決して 完璧な曲が 通して 聞こえてきたのではなく
まるで 練習しているかのように
ところどころ 止まりながら
同じところを 繰り返したり…
ときどき 知っているメロディーも…
私は そのピアノの音色に とても癒されました
どんな人が 何の目的で弾いているのか
知りたかったし
ひとこと
ありがとうございます
と 伝えたかったのですが
娘から離れるわけにも行かず
娘が無事に 回復して 帰宅するとき
通り過ぎた ピアノの側には
もう 誰もいませんでした。
そっか…
間違わずに 完璧に弾くことだけが
全てではないんだ…
そう 教わった瞬間でした
姪っ子の 合唱練習を 聞きながら
そんなことが 頭をよぎっていると…
姪っ子の 合唱の先生が
「 では 最後に 大地讃頌を 全員で 歌いましょう 」
と 言ったのです
母な~る 大地の~ ふところに…
中学生らしい でこぼこした 伴奏と
中学生にしか出せない 美しい歌声が
私の心に強く 響いてきたのでした…
じ~ん
お読みいただき
ありがとうございました