9月20日 アメリカ第35代大統領 J・F・Kenndyが生まれた家を訪れてみた。



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Boston の9月にしては 晴れ暑いくらいにお天気のよい日で お散歩をするには 本当に気持ちよい日でした。

クーリッジコーナーという グリーンラインの駅から 10分くらいのところ、この路をもう少しいった 右側に家はありました





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似たような家が立ち並び あまりにも普通の住宅街の1軒なのです。とても静かで 周りは 普通の人たちが 普通に暮らしているところでした。


でも当時は 周りはほとんど何もなかったそうです。




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J.F.Kennnedy は 1917年このブルックラインの家で生まれたそうです。男の子彼とその家族の華麗な生涯、そしてまた 謎に包まれた数々の死は かなり 興味深いものがありますが、彼らがまだまだ そんな波乱にまきこまれる前の時代をすごしたところなのです。



この家は ケネディー家の人々の当時の生活そのままに再現されていました。この家から引越した時に 家具や食器もろもろ差し上げたお家が この家を記念館にするということで 無償で全部ご寄付くださったのだそうです。


イヤホンガイドも各国のものが 用意され、日本語のものがあり 大変よくわかりました。英語だと 母ローズの生の声で各部屋の説明がされているのです。

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これは ナイフとフォークダイニングルーム。ローズの当時の思い出とともに 詳しく説明がされます。



この横の窓際には 子供用のテーブル。ここに 兄ジョセフ、次男のジョンが 座ってお食事をしたのですって。可愛いですね。


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ここは 子供部屋。右の椅子には 本当にジョンが読んだ 王冠1アーサー王物語が置かれています。左のベビードレスは洗礼式に着たもの。アイルランド出身の彼らは アイルランド独特のレースを使っているそうです。


「当時は 出産後は1週間寝ていなくてはなりませんでした。子供に洗礼をなるべく早く受けさせたかったので 私は一度も子供の洗礼式には 出席していません」

敬虔なカトリック信者であった母の言葉です。
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ここは ケネディーの生家ではあるけれど 母ローズの偉業をたたえた家なのです。

1階では 母ローズの 晩年、障害者に捧げた人生の様子がビデオで見ることができました。9人の子供のうち、娘が障害者であったローズは 大統領の母であると同時に 別の苦悩も抱えていたのです。


ローズは 子育てほど 知的な仕事はないといっています。

「子供が小さいときは 夜のお誘いは一切断り 子供の話を聞く時間にあてました。」

「家事をしながら 庭で遊ぶ子供達男の子を窓から見ているのは しあわせでありました」

「雨の日の買い物は 子供達、果てはしっぽフリフリ犬まで連れて 大変でした。」

そして 「文房具やにいって カードをかってきて 子供それぞれのすべてを書き込むのです。健康状態、予防接種、・・・ 簡単なことですから ぜひ お勧めします」と テープでながれました。今なら 母子手帳などありますが、昔は 画期的なことだったのでしょう。賢い 母だったのですね。 


子供達を政治家に仕立て上げる母、ただものじゃないこと よーくわかりました。合格