一昨日のこと。
ウィリアム・シェイクスピアの史劇、ヘンリー五世を観劇。
吉田鋼太郎さん演出、松坂桃李さん主演。
イングランド王のヘンリー五世は
王子の頃に放蕩のかぎりを尽くしたが、王位につく頃立派に改心。
フランス遠征を決心し、戦争で勝利を遂げる。
いかに国を守り責任を取っていくか、日々成長を遂げる様を描く作。
放蕩ハル王子からヘンリー5世へ、そしてフランス征服までの成長を
松坂さんが演じる振り幅でたっぷり魅せていただいた。
ヘンリー五世は軍人としてすごかった、という話なのかもしれないけど、
松坂さんのヘンリーは、人間的な魅力や美しさが伴ってものすごく華やかだった。
目をひく一つに衣装がある。美しく、見え方が素晴らしい。
溝端淳平さん演じるフランス皇太子の鮮やかな装いを見たとき、こういうことかって。
怒号が飛び交う戦争シーンがガツンガツンと続いても
美しさが力強く支えていて、見応えとなっていた。
吉田鋼太郎さんのシェイクスピア、面白すぎる。
鋼太郎さんご本人も出演。
観客を惹きつける腕、時代と舞台と結ぶストーリーテラー(説明役をコーラスっていうらしい)として
こんなに引き込んでくれる人、いる?ってくらい
楽しませてくれる。
カーテンコールは4回。
鳴り止まない拍手。
終わって楽屋挨拶へ。
右から、
大河原啓介くん、わたし、鈴木彰紀くん
啓介くんがフランス軍のモントジョイ伝令官、
彰紀くんがヘンリー五世の弟、グロスター公爵で出演。
お二人とも堂々としてて流石だったなー
素晴らしい舞台、反芻してる。
ヘンリー五世
http://saf.or.jp/arthall/stages/detail/5836?_fsi=aGWmuMDj
作:
翻訳:松岡和子
演出:
出演:
2019年2月8日(金)~24日(日)
埼玉県 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
2019年3月2日(土)・3日(日)
宮城県 イズミティ21 大ホール
2019年3月7日(木)~11日(月)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
ステージナタリー
https://natalie.mu/stage/news/319378
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akiko_takase
高瀬媛子