料理のお仕事をしてきた、先日。




外苑前にあるインテリアショップCIBONEにて、
陶芸家の小野哲平氏を囲む会が行われました。


10/24~同店舗で開催される小野哲平さんのエキシビジョンに向けて
プロジェクトが進行している中


哲平さんの器を実際に使って、食事をするという
素晴らしい会の料理を担当させて貰ったわたし。

すばらしい器たちに料理を添えることができるなんて!!



役得とはこのことでした。




この食事会にいらっしゃるのは、
今回のエキシビジョンに携わる、CIBONEスタッフの皆様と
小野哲平さんご本人、器ディレクターの祥見さん。










お題は直径40センチ級の大皿10枚の料理。
オーダーは35人分のごはんです。




この日、わたしがつくったメニューは


穴子ときゅうりのちらし寿司。
チャーシューと煮玉子。
ビーツコロッケ。
ズッキーニのパコーラー。
生野菜に鶏みそを添えて。

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心地よい重み、土の温かみが感じられる手触り。
ダイナミックさ、作品の息吹が伝わってくるような感触。




迫力の大皿に、料理を盛りつける興奮。
器と対話する緊張。


あらかじめ画像を拝見し、実際器に会ったのは現場です。
どの料理にどの大皿を合わせるか、直感で出合わせていく楽しさ。




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この日皆さんが使ったものは、
大皿から取り分け皿まで、すべて哲平さんの器。




実際手に取って、作家ご本人と共に食事をし、器のお話を聴く。
こういった機会をつくるお店の姿勢に感銘を受けました。




わたしはものづくりの現場が好きです。




釉薬の違いや窯のこと
CIBONEのスタッフさんたちから哲平さんへの質問も興味深くて
哲平さんのお話もすばらしくて。





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料理というかたちでこの場に参加させて貰えたこと
お声がけくれたことに感謝


とっても良い会だったのです。こころがふるえました。







10月のエキシビジョンに向けて
哲平さんのドキュメンタリー映像も撮影されていました。




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窯の火を見守ること
ろくろを回す様子
アトリエの環境
哲平さんの仕事が、しっかり収められておりました。



合間に器を囲んでする食事のシーンもあって
つくることと生きることが一体となっている様子は
すごく自然で真剣なことだと気づかされます。





土を変化させ、器へと生まれ変わるまで。
その奇跡を生む手仕事は、見応えもたっぷり。






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生き方そのものが器にも、話され方にも表れていらして
芯のほうから発せられる言葉にぐっと惹き付けられる方なのです。







ご一緒できて、お話させていただき
ほんとうにありがとうございました。


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小野哲平さんHP
http://une-une.com/


CIBONE
東京都港区南青山2-27-25 2F
TEL:03-3475-8017
http://www.cibone.com/



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10月のエキシビジョンでは、大皿がたくさん出されるとのこと。
今から楽しみです!




高瀬媛子