ブラジル料理にまったく馴染みのないわたしが
ご縁をいただき、ヒラタマリさんのイベントへ行くことに。




人気のビーチサンダル、ハワイアナスから
人気コミックの「モニカ」グッズ、
ブラジル産のワインやマテ茶まで揃う
新宿伊勢丹はブラジルフェアを開催中です。



そんな中わたしは、地下のキッチンステージで行われた
料理家のヒラタ・マリさんのトークを聞きながら
ブラジル料理をいただいてきたのでした。






初めて拝見するマリさんは、とても陽気な方で
トークショーがとても面白い!




パリのコルドンブルーを卒業、とらやで和菓子を学んだというマリさん
お子さんを出産後またパリで暮らす機会があり
コルドンブルーへ再入学、料理を学んだというご経歴の持ち主








肩の力が抜けたトークがほんとうに魅力的!








お話を聞きながら、温かいお料理が次々と運ばれて。


前菜は焼きたてのパオ・デ・ケージョ(タピオカ粉の丸いチーズパン)と、
クスクス・パウリスタ(ブラジル風クスクス)




パオ・デ・ケージョは熱々がおいしい~
もちもちで、日本でも人気のパンですね



デモンストレーションで作っているところを見せていただく。

マリさんも審査員をつとめたブラジル全国大会での
チャンピオンレシピをもとに作ってあるそう。





クスクスは小麦ではなく、
トウモロコシとキャッサバ芋の粉が材料のレシピ





パルミット(ヤシの芯)やチキンが入って食感が楽しい
しっとりやわらかいお惣菜

あったかいお料理だったのもよかった♡


ブラジル風の盛りつけとは違って
テリーヌのように、ケーキのように美しく仕立てたのは
日本だからこそと。






そしてブラジル料理といえば、フェイジョアーダ!
豆と肉のシチューです。




合わせるライスはわたしも大好きな長粒米
ブラジルは長いお米食べてるんですって。






土曜日はフェイジョアーダの日、といわれるほどの国民食

黒豆にスペアリブや豚足を入れたりしてつくるこの煮込みには
ケールの炒めもの、サルサのほか、
ファロファーというキャッサバ芋の粉を炒めたものとを合わせて

ぜーんぶを混ぜ混ぜして食べるスタイル!




「煮込み単品ではだめなのよ~全部をまぜて料理の味が完成するの」と
仰るマリさん


インド料理にも共通する食べかた!

混ぜるとまったくおいしい、あたらしい宇宙が皿の上に!

このシチューは日本人にも馴染みある懐かしい味。
お料理自体は辛くも重すぎもしないよ



ただこれを食べるとき、ブラジル人はお酒をたっぷり楽しむから
どっかりヘビーに食べ飲みする翌日は休日がいい、そして
土曜日はフェイジョアーダの日、なんですって。





仕上げのスウィーツは、アサイー・ナ・ティジェラ。
日本でも大人気のアサイーボウルです。




ポリフェノールや鉄分がたっぷりのスーパーフルーツは
グラノラとあわせると完璧な朝食、と。



ブラジルにはそこでしか食べられない魅惑のフルーツが
ほんとうに多種あるとのこと



カシューナッツの完熟果実の写真を見せていただいたり
フルーツだけでツアーができちゃう!なんて
たのしい想像がかきたてられます













おいしいものに寛容なブラジル人は
たくさんの国々のお料理がルーツになっていて
そのとりいれかたも自由な感じがしておもしろい




パンチの効いた素材と繊細な味わいが共存してる
ブラジル家庭料理はなんだか安心する、懐の広い料理なのでした。



ヒラタマリさんのブラジルご飯が食べられるのは
5月6日まで!




ヒラタマリさんと。
マリさんのルーツ&ブラジル家庭料理と食文化の本、読んでみたい!






伊勢丹のブラジルフェアも5月6日まで。



まだ食べていないお料理もあるので
この機会に再訪したいところ



GWのお出かけに、ブラジルの風
おすすめです



高瀬媛子