東京芸術劇場にて、野田MAP 第17回公演『エッグ』観劇してきました。


観てわかった、エッグってこういうことか!!

作・演出の野田秀樹さんのつくる舞台作品は
社会的な空気や集団思考に切り込んでいく緊張感があるけれど
ことばも美術もくるくると展開してリズムのいいダンスみたいで
あっと言う間に引き込まれます
ひびのこづえさんのちょっと未来的な衣裳も楽しみのひとつ

最後に迫り、さらにエッグの謎も解き明かされていく

出演役者の魅力も合わさって、
人間味ある笑いや悲哀が描かれているところが好き


野田さんの舞台を観たあとは
いまわたしたちが考えるべきことを喚起させられる
社会人として、日本人として。
今作もまさにそうでした。


『エッグ』HP→




衝撃的だったのは仲村トオルさんの体づくり。
遠目にも目立っていて役にもぴったりというか
とにかくすごかったです


シンガー役で登場の深津絵里さんの歌声はかわいくて艶もある
深津さんが唄うオリジナル曲がとってもいいのですが
作曲は、なんと椎名林檎さん!
この作品のすべての音楽、劇中歌をつくっているのです。

その一曲、ここで観られます→


出演者、スタッフ共に贅沢な作品


出演:妻夫木聡、深津絵里、仲村トオル、秋山菜津子、大倉孝二、藤井隆、野田秀樹、橋爪功

作・演出:野田秀樹、音楽:椎名林檎、美術:堀尾幸男、
照明:小川幾雄、衣裳:ひびのこづえ、音響・効果:高都幸男、
振付:黒田育世、映像:奥秀太郎、美粧:柘植伊佐夫、
舞台監督:瀬崎将孝、プロデューサー:鈴木弘之

東京芸術劇場プレイハウスにて上演
2012年9月5日(水)~10月28日(日)

当日券あるそうです! 

『エッグ』HP→

野田MAP HP→



また、高校生はこの舞台が1000円で観劇できるチケットがあり
該当する方はぜひ観に行ってみてほしい

詳細はこちら→

若いうちにこういう作品に出会えるってすごいと思う
わたしも初めて観た作品はずいぶん強く心に残っています
東京芸術劇場の芸術監督でもある野田さんの心意気、若い人への贈り物ですね





劇場で買ったCD『毒苺』聴きながらブログ書いてますいちご



パンフレットもセットのものにすればよかったなー


高瀬媛子