《前回のお話》
娘を元気にしたい！
そう思って私は心の勉強を始めました。
そして分かったのは
私自身が自分の悲しみに
蓋をして生きてきたということです。
娘はそんな私の心を映し
全身で教えてくれていたのでした。
"娘を何とかしなければ"と思っていたのに、
人を怖がって、いつも人目を気にして、
自分を責め続けていたのは私自身でした。
学校に行かないのはおかしい。
泣き続けるのはおかしい。
感情のコントロールが出来ないのはおかしいと
無意識に
ありのままの娘を否定していたのです。
フリースクールに行くのはどうかな？
もう、泣かないで。
少し気分転換してみたら。
と、一生懸命考えて伝えたアドバイスにも
全く気持ちが動かなかったのは、
そのままのあなたであってはならない。
そのままのあなたでは愛せない。
というメッセージになっていたからなんです。
無意識に
娘をコントロールしようとしていたことに
驚きました。
私は、私の気持ちに土足で踏み込み
人格を否定して、
私を思い通りに動かそうとする
母のような母親にはなるまいと
頑張ってきました。
それなのに、母と同じことをしていた事に
愕然としました。
娘を否定しないように、
自己肯定感を高めるようにと
いつも心にとめていたのに…。
全ての原因は私の心の古傷でした。
私の恐れや思い込みが
娘への反応になっていたんです。
それまでの私は
子どもを自立できるように
ちゃんと育てなければ！と思っていました。
なのに、
娘は外出さえままならなくなっていたんです。
もう、
提案したりアドバイスしたりするのをやめる！
この子はこのままで素晴らしい！！
私が何とかしなくてもこの子は大丈夫！！
それを信じて
ただ、気持ちに寄り添うようにしました。
もちろん、心配になることも
不安になることもありました。
だけど、それは私の問題なんです。
その度に、自分が何をダメだと思っているのか
どうなることを恐れているのか
自分の心を探って行きました。
すると、
コントロールしようとしていた時よりも
早く気持ちが切り変わるようになってにたのです。
続く♡不登校10
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