堂本あき子なの花日記 No.209●都議選雑感・九州での講演出張のことなど
7月に入って急に暑くなりましたが、お元気でお過ごしのことと存じます。
都議会選挙では、自民党が大敗し、政治が動きそうな気配です。
小池知事の人気、「自民党一強」や、森友・加計問題への反発などが原因と報じられていますが、民進党も沈んでいるのを見ると、フランスの大統領選挙と共通した「既成政党離れ」を感じました。
女性、そして若者候補が多いのも共通しています。フランスでも、日本でも、国民が変化を求めているのは事実です。
どんな変化を求めているのでしょうか。格差のない社会なのか、やりがいのある仕事なのか、一人ひとりの幸せなのか、平和な世界なのか……多様でありましょう。
問題は、マクロン大統領が、小池知事が、各国の政治リーダーが、どれだけ未来社会の変化をイメージし、大胆に、しかも丁寧に、的確に対応できるかです。
政治に携わった者として、なんと難しい局面と思い、同時に政治家ならやりがいもあるはずです。エマニュエル・マクロン大統領にも、小池百合子知事にも、大いに期待したいと思います。
昨日は北九州市で、先週は佐賀県の基山町で「災害と女性」について講演しました。基山町には、1352年前の665年(天智天皇4年)に築城された基肄城(きいじょう)跡があります。白村江の敗戦(663年)以降、天智天皇は、唐・高句麗・新羅との友好外交に徹しながら、対馬〜九州北部〜瀬戸内海〜畿内と連携する防衛体制を整えました。その一環として築城された山城のひとつが基肄城なのです……そんな解説を聞いて、古代にタイムスリップしました。また、初めて大宰府政庁跡に立ち、日本の古代史を肌で感じ、感動しました。
面白かったのは、歴史の町・基山町では、オーストラリア生まれの「世界で2番目に巨大な鳥」エミューを飼育していることです。※ご参考URL=http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/209568
早速いただきましたが、油がなく、さっぱりしていて、生肉もステーキも絶品でした。
私はアメリカ・カリフォルニア州で、7月31日に生まれました。85回目の誕生日はアメリカにいる親戚がカリフォルニアで祝ってくれることになり、20日に成田を発ちます。元気で行ってまいります!
1352年前に築城された基肄城の城壁
上の2品がエミューの刺し身とソテー