人に会わない日
そんなの、東京に住んでたら1日もなかったと思う。
でも、ここは普通にあるし、作れるのだ。そんな日を。
それは時々なんかとても寂しくなったりもする。
だって、家族以外の人と接しないないんて。
しかし、楽だったりもする時もあるw
ひきこもり。
日本…
都内の集合住宅で、住戸が1000戸近くて、入居年代が平均的にみんな子育て世代の同年代が集まってたら、働いてても働いていなくてもその辺の街を歩いていれば沢山の知人友人とすれ違う。子供達のそれぞれのママ友さんやご近所の方と大体道端で毎日会えたり、たわいもない話をできたり、お茶しに行ったり来てもらったり。
当たり前のように思ってたけど、
当たり前じゃない恵まれていたことだったんだな。
顔を合わせて挨拶しあって、ついでにお話ししながら一緒に帰ってきて。子供たちも一緒に走り回って、楽しくなって家に帰れなくなって外で長居して。
駅でもスーパーでも、商店街でも、住宅敷地内でも。
やたら広過ぎたマンションの庭も今思えばあそこを横切って一緒に帰ってきて仲良くなれた人も沢山。
下町人情の溢れるすごい素敵な環境にいたのだなぁ。
遠くから見ると鮮明に気づく。
素晴らしい環境に居たことを。
子供がどこにいても、大体同じ街の子。見たことある子、知ってる子。あの子の兄ちゃん、あの子の姉ちゃん。
あそこの末っ子、あの子の兄妹。
小学生になり、自分一人で街を移動することを許された子供たちの行き交う道。
子供たちは目的を持って習い事やら公園やらに一人で歩いて向かってる。
公園には子供たち同士で楽しく遊んでるのが当たり前。
暗くなる前に子供達も各自解散して帰宅。
鍵っ子もそうでない子も、学童帰りの子もわらわらその辺にいて。
この前まであんなにちびっこだったのに、今や顔を見ると挨拶してくれたりする子供達。
当たり前のあの街の日常生活は、
世界屈指の平和で安全な特別な日本の中のあの街だったからあり得ているんだな。
遠い目
そして、そんな大切なあたたかい環境を出て遠く離れてきてしまって、まるでもうあの世界はなくなってしまって、夢だったのかもな。なんて感じさえするあの街にいた自分も。。。。もはや幻だったか...
なんて思い始めていたが、
実は、何も無くなってないんだー!
全部そのままみんなそこにいた!
全部が全部すごくそのままとってもあたたかいままそこにあった!
チョロっといなくなったのはこのちっぽけな私だけで、そこにあるべき愛しい生活はそっくりそのままそこにあったんだ!
全員そこに居るのだ!
…と、それは本当にとても嬉しくてたまらく、夢から覚めたように鮮明に
この前の夏の一時帰国で感じた事。
子育ての10年をどっぷり暮らしたあの街は、
私の人生の中では完全にホームだったし
日本って最高だわ。と実感した。
インフラがとか、場所がとか、立地がとかだけでなく、全部ひっくるめてやはりそこはとても特別な場所で大好きな街である。そこに住んでいた時は全然気づいてない当たり前のことだったけど。