20年ほど前一緒に演奏していた仲間数名と会ってきた。彼らが歌うのを聞くために六本木のバンカラという店に行った。
生演奏のカラオケ（ds, b, g , g）で歌えるのだが、演奏が歌を妨害するので呆れた。特に二人いるギターのうちの先輩格と思われるほうの音がうるさくて僕たちは彼のことを途中から「ギター先輩」と呼んで酷評していた。2024年の東京でこの水準の音楽家が「仕事」になるということが驚きだった。あれはプロの音楽とは言えず、駆け出しミュージシャンの練習スタジオである。
それはさておき、かわるがわる歌う歌う客たちの歌の中に良いものが何曲かあったので帰宅後検索してみた。
そのうちの１曲。HYという音楽家が歌う366日という曲のようだ。音はキーがA♭なのに映像のピアノの鍵盤と合っていない。Cで弾いているように見える。音と映像が合っていないのを見るのはこれが初めてではないが、同じ人が同じ曲をA♭とCで演奏する機会というのはそうそうないと思うので、そういう意味で謎である。
ついでに、音と映像が合っていない一例として。Youtubeにある、KIRINJIの“AIの逃避行”のスタジオライブの映像編集はひどい。同じ絵を使い回しているし「このキーボードの音は誰が出しているのか」と突っ込まざるを得ない切り貼り。演奏はそれとは関係ない。演奏は実に素晴らしい。）
