アーユルヴェーダでは、昼寝は基本的にNGです。
してもいいのは、妊婦、子ども、老人、病人、旅行などで疲れた人、肉体労働で疲れた人など。
それ以外の人が昼寝をすると、油性のものがエネルギーの管を詰まらせると言っています。
体内の油性が増えすぎると、体重の増加、アレルギー症状の増悪、倦怠感(だるい)が増します。
ただ、夏場は夜が短いこと、暑さで体力を消耗しやすいので
ふつうの人も短時間、座ったままの昼寝ならばOKと言っています。
座ったままの昼寝なら、体内の油性が増えないからです。
これ、実は現代医学的にも理に適っています。
食後、横になると血糖値が高い状態が4時間持続します。
普通であれば、2時間くらいで下がります。
血糖値が高い状態が続くのは、糖尿病リスクを高めます。
これが、油性が増えすぎて管を詰まらせる状態です。
昼食後の眠気を解消するのは、実は
お腹がこなれた頃に少し運動することです。
5分くらい歩いたり、足踏みしたり。
ストレッチよりも、筋肉の収縮を繰り返す運動をすることで
血糖値の上がり過ぎを防ぎます。
食後に眠くなりがち、午後の仕事開始が辛い、という人は
ぜひ食後の軽い運動と
椅子に座って寝るというより、目を閉じて静かにしている時間を持つ。
というのを試してみてくださいね。