酒さと酒さ様皮膚炎 | 長崎県大村市上田皮ふ科

酒さと酒さ様皮膚炎

今年8月にある美容皮膚科学会の演題テーマが決まりました。

 

最近、あまりに、赤ら顔(酒さ様皮膚炎など)で受診される方、お悩みの方が多いので、その統計をまとめることにしました。

 

酒さ様皮膚炎(ステロイド酒さ)という病気は顔に長期間ステロイドを塗り続けると起こってくる副作用とされ、顔のびまん性紅班やニキビ様のぶつぶつ(丘疹、膿疱)といった酒さによく似た症状を示し、ステロイドを塗るのを中止すると、症状の一過性の増悪の後に治るとされています。また、一般に酒さ様皮膚炎は酒さと関係ない独立した病態であるとされています(酒さの素因がある人にステロイドを塗ると酒さ様皮膚炎が生じるとする意見もあります)。

 

ステロイド座そうといって、ニキビタイプができる人と、できないひと、酒さが生じるひと、生じないひと。。

 

先日は他院で7年間色んな外用を使って改善しない人に遭遇しましたガーン

かといって、1か月の使用で酒さ様皮膚炎になる人もいます。年齢の違い、男女率、基礎疾患の有無など。

 

酒さ様皮膚炎が顔にステロイドを塗り続けて起こる単純な副作用なのか??

 

なかなか難しい分野でもあるので、私自身も勉強しなおし統計データをまとめて、学会にてご意見を伺いと思っております。

 

何か新しいことがわかると嬉しいですが。