ルンルンしてみる | 王様の耳はロバの耳

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ゆがんだかがくしゃのたのしいにっきだよ

日本出張中の忙しい中、japa(日本ポップカルチャー委員会, http://www.ppp.am/ )MLに書いていた
「Re: 記事→アスペルガー社会→言語と文化→政治と文化→制作側の視点」
という投稿は、実はいい事いってたと思う。
フランスも2年目終わり、という状況でないと書けない事とか。
あとで時間を作ってBlogの「出版企画」にでもおいておこう。


まあでも日曜日にそんな真面目なBlogばかり書いていると腐ってしまう。

ただでさえ明日から講義週間なので準備でヒイヒイ言っているのに。


そんなわけで昨日の日記を書いてみる。

嫁と息子が体調悪くてぐったりさん、加えて食欲不振ときているので、マルシェで買った長葱とマッシュルームをココットを使って、「焦がし葱の野菜スープ」を作ってみる。

■材料
 長葱数本(緑の部分も)、じゃがいも、にんじん、塩(ゲランドの塩とか地中海塩推奨…!)、胡椒少々、オリーブオイル
■作り方
 長葱の緑の部分を3cmぐらいの短冊(長くても良い)にして、ココットにオリーブオイルを引いて軽くいためる、といってもちょっと茶色くなるまで"蓋をして"ほっておくだけ。その間に、葱の白い部分を3cmぐらいの筒のままザクザク切る。ジャガイモとにんじんはカレーと同じ要領。ココットあけて敷いた葱のうえに材料を入れる。水を材料が浸る程度足す。塩を多めに入れる。あとは灰汁を2回取り、胡椒を足し、ジャガイモが食べれるころまで煮込む。超簡単。

とっても暖まります。
このスープにバーミセル(春雨)とか麺類を足して食べても美味しい。
ちなみに肉、醤油ゼロパーセント使用。
野菜スープは水を足すと美味しくないので注意です。


で、暖まったところで今夜は街のクリスマスイルミネーションの点灯式です。今年のテーマは「UBU王の世界」(去年は"ジュール・ベルヌへのオマージュ"、ちなみにナント出身)。
Ubu Roiとは、Laval生まれの小説家・劇作家「Alfred Jarry」(1873-1907)のキャラクターで、いろんな話があるようです。
http://fr.wikipedia.org/wiki/Alfred_Jarry
http://fr.wikipedia.org/wiki/Ubu_Roi
http://fr.wikipedia.org/wiki/Ubu
日本語でのジャリやウブ(ウビュ)に関する情報は少ないけど、パタフィジックスを空想科学の父としている見方もあるようです。
http://www.lopyu.com/cafe/labo/index.htm
でも超男性とかスカトロ寄りのジャリ研究者もいたりします。

ノエル アルノー, Noel Arnaud, 相磯 佳正
アルフレッド・ジャリ―『ユビュ王』から『フォーストロール博士言行録』まで

どっちも読んでみないとなあ。

ジャリやウブの言葉遊びを日本人の私が理解するにはずいぶんと時間がかかりそうだけど「日没が早くて気が滅入る」フランスの冬を「美しい夜がやってくる」と考える逆転の発想は重要ですね(勝手に今そう思い込んでいるだけだけど)。


気持ちだけでもルンルンしてみようと思う日曜の午後です。


追記:

写真はFlickr!に掲載しました。




http://www.flickr.com/photos/akihiko/sets/72157594392421612/show/