先程のブログエントリーで7月からの料金を2,000円に値上げするとお知らせいたしましたが、現状のま

まの劇場での値上げをするわけではございません。今の1.5倍の方がお座りになれるように椅子席の

増設工事を行い、立ち見スペースもゆったりとしたスペースを提供することが出来るように改築いたし

ます。

チケットの購入方法につきましては、引き続き検討中ですので、もうしばらくお待ち下さい。

また、皆様から沢山のご質問のメールを頂きましたので、この機会に、私達の想いを含めた劇場運営

に関する考え方を皆様に知っていただければと思います。




「AKB48プロジェクト」の目標 ~文化の創造~



このAKB48劇場のプロジェクトを始動させる事に当たり、秋元先生、夏先生を始め、業界の先輩

方に僕達がこれから挑戦する仕事の意義についてお話をお伺いする機会が本当に沢山ありました。


これは、劇場がオープンする以前のブログエントリーでも触れたことがありますが、「新しい文化」を

創る事が私達の最終的な目標です。


AKB48メンバーの目標はメジャーデビューですが、劇場からアイドルを育成するというコンテンツ

は今までにはなかったもので、これが成功すれば一つの「文化」を創造することになります。


「AKB48プロジェクト」の環境 ~最高の環境を提供する~

AKBでは作詞は全て秋元康先生、振り付けは夏まゆみ先生、作曲は業界でも有名な方にご協力を

いただき、合格者には無料で一流のクリエイターの方達にプロデュースしていただけるという夢のよう

なチャンスを与えました。


劇場にいらしたことのある方はご存知だとは思いますが、AKB48劇場は常設ステージの中では国内

でも最高の設備が整っています。


そんな最高のクリエイターの方達と最高の設備が整った劇場で毎日公演を行いながら、メンバー、スタ

ッフそれぞれが自分の夢、目標に向かって日々挑戦をしているのです。


私達運営スタッフは、メンバーや応援していただいているお客様に最高の環境を提供する為に、毎日、

試行錯誤を繰り返しながら仕事をしております。


「AKB48プロジェクト」の運営

最高の環境を提供する為には莫大な経費がかかります。

新公演を4ヶ月ごとに発表するだけでも、楽曲制作費、振り付け、照明、衣装等に相当な経費がかか

りますし、劇場で毎日公演を行うだけでも、賃料や、人件費、外注費が発生いたします。公演チケット

に関しては、現状1,000円で販売しておりますので、正直申し上げますと、毎日、満員になっても支出

額が収入額を上回るという状態がオープンしてからずっと続いております。


何故なら、より素晴らしいものを継続して提供する為には、先程申し上げた通り、莫大な経費がかか

るからです。


経費を捻出する為には、劇場収入、CD売り上げ、グッズ売り上げの大きな3つの柱がございます。


劇場収入につきましては、収容人数も決まっており、限りがございますので、ここではグッズの件を例

に挙げます。以前はお客様の絶対数が少ない為、大量生産をして安価にご提供するということが困難

でした。

ポスターにしても携帯ストラップにしても、50個限定での少数生産でしたので、かなり割高だという印象

があったと思います。

しかし、先日のお台場でイベントや、ラジオ、テレビ出演等でじわじわとではありますが、お客様の絶対

数が増加して参りました。

絶対数の増加により、今後のグッズに関しては、同じものでも以前よりも安価にご提供することが出来

ると思いますし、グッズも皆さんに本当に喜んでいただける、AKBならではというものを提供して参ります。


これは言及するまでもありませんが、僕達は趣味でこの仕事をしているわけではありませんし、まして

や莫大な予算を持っているわけでもございません。


グッズの売り上げを伸ばす為に、劇場公演を行っているのではなく、劇場公演を継続して行い、お客様

に最高のステージを提供していく為に、グッズやCDの販売もしていかなければならないのです。


「AKB48プロジェクト」への思い

私達は「文化」を創造することと、「メンバーの夢を叶える」為に自分の人生をかけようと思い、この劇場

の運営を行なっております。


そして、その為の努力は惜しみません。


何か今までには無かった事を展開する際に、色々とご意見が出るのは理解しておりますが、このブログ

を読まれた方が、私達が何の為にどんな気持ちでAKB48劇場を運営しているのかを少しでも知ってい

ただければ嬉しいです。


僕はよく一緒に劇場を創り上げましょうということを口にしますが、「一緒に創りあげる」ということの意味

を、ここでもう一度自分自身の中で考えたいと思います。


これからも応援よろしくお願い致します。