昨日は公演の始まる前に30分ほど公演にいらした方にお話しをさせていただきました。


内容は、最近の劇場公演中の応援方法のガイドラインについてです。


動作を文章で表現するのは難しいと思い、実際に昨日、僕が劇場で移動、応援方法の例を見せました。


来週も公演前に行なうつもりでおります。


劇場もオープンの頃はお客様も20名ほどしかおらず、立って公演を観ている方に、椅子席があまりにさびしいので、座ってくださいとお願いをしていた時期もございました。


ここではあえて「制限速度」という言葉を使いますが、その当時は道も空いていた為、いくらでもスピードを出すことが出来ました。


しかし、最近の劇場は道が混んできた為、「制限速度」を決める必要性が出てきたのです。


その必要性に関して、疑問を感じる方は一人もいらっしゃらないと思いますが、


「制限速度は何キロなんですか?」


という質問を沢山の方からいただいたので、お話しをさせていただきました。



仮に満員の時の劇場の制限速度が80キロだとすると、僕らは82キロで走っている方に切符を切ろうとしているわけではございません。


厳密に言えば82キロでも違反は違反ですが、そのへんの対応は柔軟にしたいと思っております。


しかし、50キロオーバーの方には切符も切りますし、(40キロオーバーまでは黙認するということではありません)100キロオーバーの方は一発で免許取り消しにせざるを得ないとも思っております。


AKB48は夢を持っている子が夢を叶える為に成長する場所であり、クラシックのコンサートホールではありません。


劇場内にいらっしゃる方には、静かに観たい方、騒ぎたい方、踊りたい方と色々な方がいらしているという事は理解しておりますし、むしろ色々な方に楽しんでいただきたいと心のそこから思っております。


誤解をされたくないので、言わせていただきますが、僕は全てのクレームのメールに「申し訳ございませんでした。」「今後はないようにいたします」とお答えしているわけではございません。


中には「それくらいは目をつむってください」「当劇場ではそれは出来かねます」という対応をしている内容もございます。


今後、日本全国にAKB48を知っていただきたいと思う中で、昨日もお話した通り、神経質すぎる方と無神経すぎる方の両極端の方達に「妥協」をしていただかないといけないと思っております。


「盛り上がり」という目に見えない「雰囲気」を劇場内に作り上げていくためには、皆さんのご協力がなんとしても必要なのです。


色々とご意見もあるとは思いますが、よろしくお願い致します。