ついに大学病院へ 全身転移検査 いよいよスタート

 

かかりつけクリニックから市内の内視鏡専門医院へ、そして武蔵境にある大病院での外科外来初診の結果主治医となった先生は大学病院のPET検査センター受診を決めました。

連休谷間の5月2日(木)、武蔵境の大病院の外科外来を受診してきました。「初めまして」との挨拶から始まった主治医の問診の中で、内視鏡専門医院から提供された食道内視鏡画像を見る限り『がん』に間違いないだろうと。したけど大病院としての検査をイロハのイから行いたいとのことで、採血・採尿・レントゲン・造影剤CTと一通りの検査を行いました

「食道がん」というがんは転移しやすいのが特徴だそうで、身体の中のどこにがんが飛んで行っているか現状を調べないと、その後の治療方針が決められないのだそうですよ。

 

食道がんの治療には、①手術、②化学療法、③放射線療法、から単独であったり複数の組み合わせであったり、いったん②の化学療法を行って2か月後にがんが小さくなったところで①手術を行う、などいろいろな治療法がとられるんだってさ。

 

①手術にしたって、食道の7割ほどを切除することになるので口→喉→「食道」と進む食べ物や飲み物の道中の「食道」がなくなってしまうのだから、何かで代替せなならんと。

例えばと一例をあげて図式してくれたのは、胃をぎゅぅ~~~~っと引き伸ばしてのどの出口(?表現が適切かどうか自分ではよくわかりましぇん)直接縫合する方法。小腸を短くして、切り取った部分をつなぎ合わせる方法

 

そのどれもが最良とならない場合の次の選択は「胃ろう」という手段。腹部外に出口を増設して飲み物食べ物を口からではなくチューブに流し込むという方法

 

②化学療法や③放射線方法にも何種類もの方法があって、それらを組み合わせるというのだから、高校生時代に数学で学んだ順列組み合わせを思い出しましたよ。

こまごまとした説明が続いて、「食道がんは転移しやすいタイプのがんがある」とのことで全身を調べたいのでPET検査を受けてほしいと。

 

そこで先生が決めたのがお茶の水にある国立大学病院に設置されている「核医学・PETセンター」です。すぐさま看護師さんが予約の手続きを取ってくださいました。この辺は素晴らしいスタッフ連携ではありますな。

というわけで、昨日の受診は無事に終わりました。無事にと書いたけれど、採尿では苦労しましたよ。昨年6月に診断が下った「前立腺肥大症」のおかげで男子トイレの便器に立つんだけれど、なかなかおしっこがでないんす。

 

その最中に採血のスタッフから名前が呼ばれたので、ズボンチャックを上げて排尿中止。採決を終えてから受付の担当看護師さんに採尿カップを預けて、院内コンビニで「お~~いお茶」350mlを購入。グビグビ飲んで、おしっこ作れ、おしっこ作れと念じましたさ(大谷翔平選手の俳句がラベルに出ているボトルを探したけれど見つかりませんでした)

 

 

20分ぐらいしてかすかに尿意を感じたので採血採尿検査室に戻って採尿カップを受け取り、再度トイレで挑戦。カップ内に引いてある線の最小ラインまでかろうじでおしっこを出すことができました

会計が終わったのが午後4時半。午前11時半には病院に到着していたので、検査時間待ちをもあったにはあったとしても長い外科外来初診日ではありました

 

さあ、来週8日には国立大学病院PETセンターを受診しますよぉ~~~っ。

 

束の間や 五月の晴れ間 のんびりと (秋望)