憂鬱な空模様 憂さを晴らしてくれい 亜鉛が足りない

 

なかなか咲かないつぼみを気象庁の係官が標準木を観察して「5、6輪咲いているのを確認しましたので開花を発表します」と。役目とはいえご苦労様なこってすな。

その後まだお仕事があってだな、標準木に開花する花びらが80%程度に達すると「満開になったことを発表します」とご宣託を述べるのであります。

もっとも桜の樹は神の使いであると考えるのだから、それを聞いた下々のものは渋茶、お重に詰めたたくあんを抱えて飛鳥山へと出かけるのでありますよ。

 

なんと日本人は宴会が好みであることよ。これは奈良時代の人々だって同じこと。その頃は中国から渡来した梅の花を愛でていたんだな。

平安の御代に下ると遣唐使が終わってずいぶん時が経つから、渡来の梅ではなくて古来吉野の山を彩る山桜を眺めようじゃないかと。

 

貴族は桜の花の下で蹴鞠をしたり、歌を詠んだりした、のではないでしょうかね。農民たちは田の神をおもてなしする春の行事として宴を張ったに違いありません。

武士の世ともなれば花見も盛大に行われるようになる。いわば権力の誇示というわけだわな。

 

江戸時代になると植木職人が日本古来のオオシマザクラとエドヒガンを配合させて「吉野桜」を作ったのであるけれど、その場所が豊島区駒込あたりの染井村。そこから奈良吉野の山桜と区別するためソメイヨシノと呼ぶようになったというわけだね。

とはいえ冬の間は葉が落ちでまるで枯れ木のようであった木の枝つぼみが芽吹いて、やがて花開いて、満開花吹雪、葉桜、川や池があれば花筏と。よくよく考えれば不気味な感じが沸いて来やしないかい。

 

 

「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」という書き出しから何を受け取りますかな。

 

「願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ」(西行)

なんでこんな不気味な思いを抱くかといえば、逆流性食道炎のせいでありますよ。決まって夕食の終りかけのころ、軽いげっぷから始まるのです。ムッ! と息をつめて抑えようとするのだけれど、口の中に透明でねばねばする液体があふれてくるのでアリンス。

先月の内科クリニック受診時に胃酸を抑える錠剤を処方してもらって1か月様子を見ている途中ではあるのですがすでに3回も発作が発生しているであります。

 

亜鉛が足りないと不調になると聞き、アーモンドパウダーを買いにOKスーパーに出かけました。

 

創業者で会長であった飯田勧氏が96歳でお亡くなりになったんですね。そのスーパーOKでケーキ材料売り場へ行くと、アーモンドパウダーの横にアーモンドダイスカットがありました。32g160円。パウダーよりいくらか歯ごたえがあるかなとダイスカットをチョイス

 

今朝のヨーグルトにクラフトパルメザン粉チーズとアーモンドダイスを振りかけていただきました。しばらく続けてみようと思っています。効果が表れれば憂さも晴れることでしょう。

 

落語の頭山は、いろいろな下げがあるんだけれど、サクランボを食べたら頭のてっぺんに桜の樹が生えて、人々が花見宴会を開いて騒がしい。そこで、頭から樹を引っこ抜いたら水が溜まって池ができて、人々はこれから釣りを始めたんだな。あんまりにも騒々しいのでその池に身投げをしたという話

それをそのまま子どもに聞かせるわけにはいかないと、こんな下げもありましたさ。

 

 

「本当は恐ろしいグリム童話」(桐生操)にみるように、物語はいかようにも解釈できるというわけですな。

 

サザエさんも、ドラえもんも、ジブリアニメにも都市伝説というのはあるもんね。

ああ、この曇天が憂鬱の源かもしれません。花曇りの桜より、青空バックの桜のほうがきれいだものね。

 

 

とはいえ、カミさんの笑顔が私の青空なんだな

 

今日の午後はね、先日売り切れただった「ゴールドブレンド80g398円(税込429.84円)」をサミット小平上水本町店へ商品引換券を持参していってきますね。

 

割引の コーヒーひと瓶 花曇り (秋望)