にわかに黒雲 雷鳴轟く 春のはじまり

 

日めくりは四月に入って3枚が過ぎました。4月4日(木)プレバトの俳句コーナーが待ち遠しい。

四月を卯月というのは、卯の花が咲く季節になったということを表しているのだけれど、卯の花といっても都会では身近ではありませんね。

 

空木の樹に咲く花が卯の花。

 

 

初夏に咲くアジサイ科の白い花、空木の花→卯の花→卯月となったらしい。

 

で、このころの空模様といえば、菜の花の咲くころの長雨、そう菜種梅雨ですな。東京も雨が降ったり曇ったりまた降ったりで晴れが長続きしません

咲き始めた桜も満開を待たずして散り始めるのではないかと、お花見を愉しみになさっている人にとっては気が気ではない時が流れていきます。

 

春先に三日続く雨のことを「春霖」というそうです。日本語とはなんと美しい響きをもつ言語なんでしょ。

ところが長雨をもたらす前線なんだけれど、ここに低気圧が発生して急速に発達すると思わぬ災害が発生するもんです。

4月3日の宮崎がそれでした。グランドで高校生がサッカーの練習試合をしていたところに落雷があって18人が救急搬送されたり、宮崎空港を発って羽田空港に向かっていたJAL694便に雷が2度直撃、機内に煙のようなものが立ったとのことで急遽行き先を変更して関西国際空港に着陸したということがありました。

平地の広い場所に人が立っていると落雷の危険があるんだって、知識としては知っていてもサッカーのゲームをしている最中ならなかなか即座に避難という行動はとれなかったのかそれともそんな猶予もなく落雷したのか。

広いグラント、サッカー場、ゴルフ場、公園、野外プール、海や川、田畑などゴロゴロと雷鳴が聞こえたら非難しましょう

子どものころ、ゴロゴロピカピカ、雷が聞こえたら電信柱のような高いものの先っぽから45度の角度で見上げる範囲には雷は落ちない、と教えられていたと覚えているんですよ。

でね、改めて確かめてみましたよ。するとね、この45度の角度で見上げる範囲というのは「保護範囲」というのだそうです。ただしその高いものからは4メートルは離れること

 

なぜなら雷は高いものの先端に落雷すると本体の中や表面を伝って地球に達するのだけれど、そこから2メートルくらいだと「側撃雷」といって電流が飛びついてくるんだそうですよ。恐ろしや恐ろしや。

 

なんでね、高い木の近くにいてはダメ。幹だけでなく枝や葉など電流は複雑に流れるでしょ。側撃雷が起こりやすいんだわ。

避雷針というのがあるよね。英語では Lightning rod というんだそうだけど屋根の上のとんがった尖塔から電線を這わせて、最期には地面の中75㎝以上突っ込んで地球に電流を逃がさなきゃなんない。これをアース線というそうです。

列島の南海上に前線が停滞しています。戦前が北上する取り口に雨が降り、南に下がると晴れて日差しがまばゆくなります。

 

花曇りでもお花見見物でもしましょうかね。ところで暖冬を過ごした桜は咲き始めてからぼつぼつ咲くのでぱぁ~~っと一斉に咲いて満開になる、ということがないんだそうですぞ。

だらだらとまだらに咲く桜、あんまりきれいではないかも。というわけで「満開の発表」がないかもしれない、そんなこともあるんだってさ。

 

卯の花の咲く季節、気象条件によっていろんなことが起きますな。せめて、今夜は安らかな夢を見られますように。

 

 

毎朝トーストに塗っている「芳醇ソフトーバター風味ー」(J-オイルミルズ)がなくなりました。今日は都下三多摩地方は花曇りの一日らしいので後でスーパーに買いに行きましょうね。

そうだ、亜鉛の補給には「アーモンドパウダー」がいいって聞いたので、ヨーグルトに粉チーズと一緒にパラパラ振りかけて食べてみようかな。どんな味がするんでしょ。

 

 

春霖や 幼子窓に 顔寄せて (秋望)