Maystorm 3月から5月にかけて 観天望気
夜半から雨です。起床時にも降っています。でも気温が10度以上あって、寒くはありません。起床一番ストーブ点火はしませんでした。
でもね、夕べからお天気お姉さんが盛んに「明日は6Kにご注意ください」と言っていました。
北から冷たい空気が南下してくるところへ南から暖かい空気が吹き込んでくるために衝突するところに急激な上昇気流が発生してお天気が荒れるというのです。
警報級の大雨、台風並みの強風が起こると。そういえば東京湾横断フェリーが運休していたり、東京湾アクアラインが通行止めになっていますよ。
そういえば1978(昭和53)年2月28日に、営団地下鉄(現・東京メトロ)東西線の地上区間にある荒川橋梁を通過中に10両編成のうち3両が橋の上で脱線した事故がありましたな。
これは寒冷前線の通過に伴って急激に発達した竜巻の直撃によるものでありました。
春先から5月にかけて目まぐるしく天気が変わる様を「春の嵐=Maystorm」と呼んでいます。
ところでお天気お姉さんが言っていた6Kだけど、強風、強雨、高温、雷、花粉、黄砂の頭文字がKなんだね。
寒気と暖気がぶつかってできる温帯低気圧が急速に発達しながら通過すると、通過中は雨・風・雷に注意、通過後には急に気温が上昇するから寒暖差に注意、雨が上がると吹き荒れる風に乗って花粉や黄砂が運ばれてくるちゅう寸法だわさ。
まあね、関東地方は午後には日が差してくるらしいからさ高温と相まって桜のつぼみもちらほら開花すんのかもね。
顔を洗っていた猫も背伸びをするかもしれませんな。昔から「猫が顔を洗うと雨が降る」とか「おぼろ雲は雨の前触れ」、「夕焼けの次の日は晴れ」とか言い伝えがあるっしょ。
こういうのをまとめて観天望気というのだそうですよ。
30代の初めごろ、雑誌の取材企画で「4級小型船舶免許」を取得するまでのドキュメント記事を書いたことがあるんだけれど、東京湾にボートを浮かべて教習を受けているとき教官から雲の様子を観察して天気を予想するなんて話を聞いたことがありましたな。
あ、4級小型船舶免許つぅのはだな、2003(平成15)年5月に改訂されて新型免許に書き換えなければならんかったんだけれど、手続きをし忘れていて今は失効してしまったので操縦はできません。
もっとも海のレジャーってお金がかかるんよ。免許書き換えて更新していても海には出とらんでしょうな。
ボート代のほかにも係留代やら整備費用なんぞも必要だし、エンジンにはガソリンも食わせなきゃなんないもんね。まあ、宝くじに当たったって無理、それこそギャンブラーにならんくては成し遂げられんわな。
さっきカミさんとお話し合いをしとったんだけんじょ、明日土曜日に巡回してくるラクダの移動灯油販売で18リットル1缶を買って頂戴ってね。
今日の春の嵐が過ぎると菜種梅雨に入るじゃろ。急に寒くなる日もあるだろうからなぁ~。備えよ常にでアリンス(これはスカウトの合言葉なんだよね)。
その意味は「さあ来い! いつでも準備はできているぞ」という積極的な日頃の姿勢を示しています。ということなんだそうでアリンス。
なんだか雨は弱くなってきましたな。間もなく通過してしまうのでしょうか。秋ならば台風一過という塩梅だわな。
春嵐 つぼみをやわく 撫でて過ぎ (秋望)