卒業します 昨日と違う明日へ 息苦しさの棘

 

今週月曜日下の孫が小学校を卒業しました。上の孫は中学を卒業するのだけれど1年半引きこもりで卒業式には出席しませんでした。

 

学校教育法施行規則第58条に、「校長は、小学校の全過程を修了したと認めた者には、卒業証書を授与しなければならない」との定めがありますな。

これは中学にも高校にも、そして大学短大各種学校にも「準用する」ことになっとるんでアリンス。

 

というわけで二人の孫は小学校と中学校を卒業した、ということになるのでありますよ。

 

この時期トンデモニュースがあって、不登校の生徒に対して担任が卒業式に出席するよう強要したり、校長室での卒業証書授与を強行したりと、なんとも無情な闘いが繰り広げられていると報道されたりもするんでありますよ。

 

様々な理由があって学校へ行けなくなっている生徒に「卒業証書を授与するために登校せよ」というのは、なんとも教育的配慮が欠如しているといわなければなんないよな。

個別対応と全体進行のせめぎあいがここでも発生してくるのであります。「授与」は手渡すのが原則だそうだけれど、卒業を認めたんなら「ゆうパック」で自宅宛てに送ったっていいのではないかと。

 

高校卒業後30年が過ぎて母校教師から卒業式についての思いを聞いたことがあります。

 

「卒業というのは、みんなは新しい目標に向かって前を向いとるな。式が終わってみんなが校門を出ていく後姿を見送る時。ああ、もうお前たちと会うことはないのだなぁ~、と思うものなんだよ」

中高一貫校の場合、中学一年から高校三年まで6年間持ち上がる先生もいれば、中学の3年間、高校の3年間と分かれるケースもあります。

 

生徒にとっては、担任と教科と先生に対する態度が変わってくるんだけれど、卒業は、教師との別れより、級友との別離のほうが心にのしかかってくるもんでありますよ。

男子校だったから女生徒から学ランの第二ボタンをせがまれるだなんてアオハルな体験はなかったけれど、BLではないけれどそれに近い精神の持ちようがあった友達との別れはつらかったよなぁ~。

 

球春到来、高校野球甲子園の春の大会も間もなくベスト8が出そろう。日本のプロ野球は29日(金)が開幕戦。メジャーリーグの大谷翔平が所属するドジャースは20日(水)に韓国で開幕第一戦が行われました。

でね、水原一平違法賭博問題勃発でやんすよ。なんてこったい。エンゼルス6年間に何やっとったんかいな。

 

新天地への移籍、結婚発表、新妻公開、さあこれからちゅうタイミングで、なんとまあ魔の悪いこと。間の悪いという生易しい問題ではないぞよ。

大谷翔平の記者会見で「どうやって大金を賭け胴元へ支払ったのか」の説明がなかったと批判殺到ではあるけれど、現段階でしゃべれることはないんだろうな。下手にしゃべると後々面倒になるかもしれん。

ことは法律問題でもあるからね。それにしてもだ6年間大谷翔平は水原一平の金遣いに気がつかなかったのだろうかいな。信用するにもほどがある。というより財産管理はどうなっとるんかい。

 

こちとら毎月7000円のお小遣いなもんで金銭出納帳への記載と領収書の整理くらいはやっとるけんどさ。大谷君よ、桁が違うじゃんけ。それか、扱っている金額の桁が違っとるから1億や2億の「はしたがね」が消えとっても気がつかん、そんなバカげたことってあるもんか。

いよいよアメリカ本土での開幕戦を迎える。どうやら出場はできそうなんでさ、スカッとする打撃を見せておくんなまし 翔平君

忌まわしい記憶から「卒業」しちゃいましょう。

 

 

別れの季節ではあるけれど、昨日とは違う明日に向かって、新たな出会いに期待をしましょうよ。きっと、いいことあるさ。頑張っているんだから。そうに違いないって。

 

 

 

春風や 昨日半そで 今日マフラー (秋望)