歳取ったからじゃない 感情抑制 歌と想い出が連結

 

中学生が受験に備えて疎開するというニュースを耳にし、声を詰まらせる母親の映像を目にしたとき、ウルっと来ちゃいました。

電気も止められレトルトもなくなり、ママが帰ってこない、という8歳の少年が隣家に助けを求めてきたという。涙とともに怒りを覚え、いったいどうしたことかと。

 

この小さき地球の上で民族争いが絶えず、宗教戦争が間断なく勃発し、閑静な住宅街の夜道では高校生が路上で強盗を働く、人の人生などたった100年の間の出来事だというのに、何がそんなに悲しくて我慢ができないのだろうか。

NHKテレビ鶴瓶の家族に乾杯のテーマソング、さだまさし作詞作曲「Birthday」

 

 

「うまれてきて よかった」の部分にくると涙がにじんでしまいます。

弟は生前、仲間とマチュアバンドを作っていて、オリジナル曲もたくさんあります。

 

カラオケに行くとさだまさしの歌をよく歌いました。理由は2つあって、先立たれた妻がさだまさしのファンクラブに入るほどだったこと。弟が歌うさだまさしの歌が上手だとそれはそれは褒めちぎっていたこと

なので、弟が歌う「Biethday」は絶品だったのであります。

 

あきぼうは幼いころから感受性が豊かだったというわけではありません。ありませんが気がやさしくて弱虫ではありましたな。しょっちゅう泣かされていましたもの。

歳を取ると涙もろくなるチュウでやんしょ。これほんとなんす。加齢によって(あ、これは人によって差があるんだわさ)大脳中枢の機能低下が起因しとるんだわ。

 

背外側前頭前野がつかさどる感情の抑制機能が低下したから涙もろくなるという仕組みになっとるんだわ。

だけんど世の中にはHSPという人々がおるんよ。Highly Sensitive Person という感受性が強く敏感な気質をもっている人の一群ですよ。

 

時には周囲からの環境によって心が疲れやすく生きづらいと感じてしまうことも。

 

何か行動を起こそうというとき、大脳の抑制が効けば、8歳の子どもを置き去りにするとか、カッターナイフでサラリーパーソンを脅したりなんぞせんでも済むと思うがな。

だからといって、飲料水の中に精神安定剤を溶かし込むなんぞやってはいかんぜよ。犯罪じゃけん。

 

物静かな老人の独り言。つい涙が目じりを伝ってくるんだな。

 

孫娘 五歳の祝い 独楽回し (秋望)