昨日大病院に行って 処方が変わりました 経過観察中

 

12月6日の午後、大病院へ行ってきました。心臓の肺静脈隔離術を行ってから26日目第一回外来診療です。

この日は、外来診療の前にいくつか検査をしなければならないので、外来予約時刻の60分前には病院に到着して、1階ロビーにある自動外来受付機に診察券を挿入したんだよ。

 

ベロベロベロ~~~ッと「外来受付票」が吐き出されました。【行き先案内】の一番上には、1・5番館1階中央採血室;検体検査、2番目には、2・1番館1階放射線センター;一般撮影、次に、3・2番館2階生理機能検査室;心電図、となっていました。

採血時にテクニシャンに「今採血した結果データは1時間後の診察時に間に合うのですか?」と尋ねたら、「はい、デジタルデーターに変換してPC上で共有できます。昔は24時間かかったので採血検査の翌日に診察だったんですけれどね。便利になったものです」と回答してくれました。

 

レントゲン撮影は胸部写真でした。この日失敗したのは、前ボタンのシャツを着ていったこと。上から3番目のボタンの糸が絡んで外れなくて、看護師さんの手を煩わせてしまいました。被り物であれば、さっと脱げたのにね。なんでこの日はボタンシャツだったんだろうか…。


だから、3番目のボタンははめないで身支度をして生理機能検査室へ向かいました。心電図検査は、服の前をはだけて胸に電極をペタペタ貼り付けますからね。

この日の心電図検査は20秒~30秒程度で終了。えっ? と思わず声を出しちゃいました。看護師さんは笑いながら「ちゃんととれていますから、大丈夫ですよ」とおっしゃいました。

 

一通りの検査を終えて、外来診療の循環器内科までは、2番館2階から5番館2階まで空中廊下を通っていきました。このルートを見つけるまでは、いったん1階まで下りて長い廊下を通って5番館に戻っていたんですよ。

 

循環器内科の外来受付で、到着確認をしてもらって「3番診察室の前でお待ちください」と外来受付票に手書きで③と書いてもらいました。

 

ここで、本日のもう一つの目的、生命保険の保険金請求に必要な「入院・手術等証明書(診断書)」を担当医師に書いてもらうための書類作成依頼があるのです。

この書類を作成してもらう文書費用が7000円かかるんですよ。これを経費として高額なのかリーズナブルなのか、人によって判断は様々でどこまで価値を認めるのかという度量の広さ深さに関係してくるのかな。

 

んとまあ、そこまで大げさにしなくとも、あきぼうにとっては入院一日5000円なので4泊5日だから25000円は正月の持ち代の足しにはなるよね。あ、年明け支給になるから間に合わんか。

 

あれやこれや考えながら診察前の血圧測定を行いました。120/87/76 まあ、順調でアリンスな。

3番診察室ドアの前に座って「日本縦断!地下鉄の謎」小佐野カゲトシ監修(JIPPICompact)をパラパラめくっていたら、診察室横の電光掲示板に本日の受信番号1853が表示されました。

 

ドアを開けて診察室に入ると主治医の先生がPCモニターにいくつかのデータを表示させながら「本日の心電図波形、胸部レントゲン、血液データを拝見しました。大変きれいです。これで、ご本人の主訴がなければ、処方の薬剤を一つやめにします。現在の体調はいかがですか? 動悸はありますか? 食事の時戻すようなことはありますか? 特に変化がなければ薬をやめて様子を観ましょう。次回は2月14日に見せてください」

処方を取りやめるのは「頻脈性不整脈治療剤(フレカイニド酢酸塩製剤)」です。カテーテルアブレーション前から服用を始めて、今朝まで飲んでいました。

 

フレカイニドを飲み始めで2,3日で家庭血圧測定器の表示窓に「不整脈マーク」が出なくなったんすよ。これはすごい効き目の薬だわい、と喜んでいたんだけれど、消化器科担当の大腸内視鏡検査が終わったとたんに循環器内科担当の先生があれよあれよという間にカテーテルアブレーションのスケジューリングをしちまったというわけさ。

 

肺静脈隔離術ってのは、肺静脈の血管から異常な電気信号が発せられることによって引き起こされる心臓の痙攣で起きる心房細動のおおもとになっている、電気信号が出ているであろう場所の筋肉を焼灼することで電気が伝わらなくする治療法なわけで、うまくはまれば「根治療法」となる、んだわさ。

 

というわけで、強力に不整脈を抑え込むフレカイニドを止めてみて、肺静脈隔離が本当の意味で「成功した」といえるかどうかを確かめてみようツゥ~~わけでやんすな。

つまりだ、2月14日まで2か月間ほどあるっちゃあるわけで、この間に不整脈が発生して血栓ができると「脳梗塞」や「心筋梗塞」の危険があるから血液サラサラのお薬「エリキュース」はこのまま継続して服用することになりましたさ。

 

心房細動の治療とはさ、トライ&エラーの繰り返しになることもあるっちゃね。2月の時点で不整脈が出ているようならば、今回の肺静脈隔離で焼灼した場所以外から異常な電気信号が出ているということになるわけで、そうなれば、またアブレーションをすることになるんじゃないかしらん。

 

まあね、心臓ですからね。生まれてから今日まで休むことなく動き続けてきているんだから、74年も働いていれば疲れもするしガタもくるってもんだよな。かといってさ、お疲れさんここらで少しお休みとはいえないんだな。

もうちっと生きたいもん。まだこの世に未練があるっちゃ。最近はカミさんとイチャイチャできていないから、なんとかそのへんも復活させたいじゃないか…。

 

でもね、昨日の診察の結果は、大いに安堵しましたよ。今日の夜は町内会の夜回り当番があります。「火のよ~~~じん、焼肉焼いても家焼くなぁ~~っ」ってね。

 

小春日の 主治医の顔も 柔らかに (秋望)