ペタしてね 

休み休み、したいけど 多摩丘陵を望んで どこまでもどこまでも

 

 

8月2日(日)、梅雨明け直ぐのお散歩は、強烈な熱射にやられたみたいでやんす。新選組のふるさと歴史館をあとにして実践女子大グラウンドを過ぎた角にあるコンビニファミリーマートでお茶の500ミリリットルペットボトルとあんこ入りのお饅頭1個を買いました。

 

でもね、ベンチがないの。もう少し歩いてみるかとコンビニ角を南西方向に歩いてきたら日野市民会館がありました。煉瓦とガラスで造られた外観から「ひの煉瓦ホール」と呼ばれているそうです。1100席の客席を備えた大ホールがあります。だけど、今シーズンはホールの利用は中止されているんでしょうね。

 

 

手前左側には同じようなレンガ造りの建物がありました。日野市防災情報センターです。東京都の情報共有システムも導入されている日野市の防災情報基地です。

 

市民会館前の道を挟んで広がる日野中央公園の角にベンチがあったので座りました。日陰にはなっていなかったけれど、帽子をとって頭と額と後頭部をタオルで拭いて、お茶を一口含んでから、ごくごくと2口呑んで、ふ~~っと息を吐いて、お饅頭をパクッとひとくちかじりました。

 

10分ぐらい座っていたらボ~~ッとしていた気分とめまいは治まりました。おそらく空腹による低血糖と水分枯渇による熱中症が起きかけていたのではないかと思われます(なんと冷静な自己分析なんでしょ)

 

 

ベンチには30分は座っていましたかね、拭いても拭いても止まらなかった額の汗がいくらか治まりかけてから写真ミニ旅散歩を再開させました。

 

日野神明郵便局の間を過ぎてゆるゆるとした坂を下ってきたら往復4車線の立派な道路に出ました。神明一丁目交差点とあります。八坂神社でもらった案内地図の裏面で確かめると「国道20号日野バイパス」でした。道路の向こう側には、松屋がありましたよ。お饅頭を食べたからもういいか、と立ち寄りませんでした。

 

 

進路を東にとって多摩都市モノレールの万願寺駅に向かっています。日野市役所の海抜は100m、神明一丁目交差点で96mだったので、あんまり変わらないとは思うのだけれど、日野バイパスの日野台地の南端からの眺めです。

 

向こう側の山肌にびっしりと建っているあたりからが多摩丘陵です。手前の低地には浅川が流れているはずです。

 

 

少し下ってきたポイントからの撮影です。日野バイパスの壁面のすぐ上あたりに見えているのが京王電鉄京王線の線路のはずなんですけれどね。たぶんなんだけれど緑の森の向こう側の斜面に多摩動物公園があるはずです。

 

 

神明一丁目7付近です。突然看板が見えました。谷ノ上横穴墓群だそうです。日野バイパスからは降りていく階段などは見つかりませんでした。

 

 

 

 

海抜80m地点まで下ってきました。どうやら日野台地を下り切ったところが見えてきました。もう一息なのでしょうか。略図で見る限りでは、まだ先は長いようですけれど。

 

 

日野バイパスの右奥のほうにスマートな吊り橋が見えています。通称ふれあい橋、万願寺遊歩道で浅川に架かる橋で、河川敷ではバーベキューもできるようです。

 

 

多摩丘陵の上にかかる夏雲。綿あめみたいと思うかソフトクリームみたいと思うか、雲に乗りたいと思うか。詩心が試されます。

 

 

坂下に着きました。海抜74mです。96-74=22mの標高差を下ってきたというわけです。日野台地が20mというからほぼ台地はクリアしたということでしょう。道路標識にはこの先の交差点で川崎街道と交差するとあります。日野宿交流館の先で曲がった交差点が川崎街道入口でしたね。

 

 

またまた用水を発見しました。

 

https://www.env.go.jp/water/junkan/case2/pdf/07.pdf

 

環境省の東京都日野市市内用水路資料PDFファイルです。ファイルの2ページ目に日野市の幹線用水路図があります。

 

多摩川から取水した日野用水のほかに、浅川から取水した豊田用水、上田用水があるほか、日野台地の崖線からの湧水が市内に140カ所ほどあるとのこと。日野市内の用水延長は、現在でも170㎞以上あるそうです。国土交通省は「水の郷百選」として認定しています。

 

 

 

 

奥に見えてきたのは日野税務署です。このあたりの海抜は66mです。そろそろ休みたいぞっ!

 

 

日野バイパスに面しているのに入口がありません。しばらく探してしまいました。200mは歩いたでしょうか。入口が見つかりました。

 

 

広々とした公園です。だけど日向には人が出ていません。木陰に3組親子連れがレジャーシートを敷いてくつろいでいました。幼い子たちはその周りを走り回っています。

 

あきぼうも奥の日陰のベンチに腰掛けました。残っていたお茶を一気に飲んでしまいました。帽子をとって、頭をタオルで拭くのですが、なかなか汗がひきません。しばらくは休むことにしましょう。ベンチに背もたれがないのが残念です。

 

空蝉や 想いかなわず 汗を拭く (秋望)

 

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