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下った坂をまた上るよ 服部半蔵の墓 菩提寺ならではだね

 

 

1月31日(金)、雑誌の依頼でJR信濃町駅から四ツ谷駅までの間、四谷台地と鮫河が作った谷地との間に点在する寺社巡りをしています。御所トンネルを眺められる朝日橋を渡って、新宿区若葉地域に入り、闇坂を登って須賀町に入りました。戒行寺坂の寺社を撮影して坂を降り切りました。右手にスーパー丸正若葉店があります。

 

 

丸正角の道は鉄砲坂です。すでに一度下ってきました。ふつうのお散歩取材の場合、一筆書きが多くて、同じ道を通ることはめったにないのですが、今回は下った鉄砲坂を登って行きます。

 

 

登った突き当りのT字路です。御所トンネルを過ぎて、2・26事件に斃れた斎藤實邸跡に建つマンション横を過ぎてきた道は右方向です。今度は左に進みます。

 

 

T字交差点を左に曲がりました。ここからも坂道が続いています。地形的にみると両側の坂道を流れてきた雨水は、T字路交差点で鉄砲坂をまとめて下るんじゃないかと。丸正若葉店あたりの地下排水溝が整備されていないと出水のおそれがあるんじゃないかなぁ~、などと妄想してしまいましたさ。

 

 

坂の上部にクランク状の交差点がありますよ。これは昔からの道筋というより、区画整理が地権者の入り組んだ状態を解消できなかった結果なんじゃないかと。土地がらみの権利となると互いに主張を譲りませんからね。公共の福祉についていくらかでも譲る配慮がそれぞれにあるなら、もう少し住みやすくなるんだろうけれどな。

 

 

ここも地形的には不自然な形状ですね。もともとの道がこんなふうに食い違いずれているとは思えないもの。ま、そういう妄想とはお別れして、左に曲がることにしましょう。

 

 

今どのあたりを歩いているかの確認のため、ときどき電信柱の住居表示を写し込んでいきます。新宿区若葉2-9でした。

 

 

門柱表札に浄土宗西念寺と書いてあります。門の奥の大きな庇は何でしょう。車寄せの雨避け庇にしては長さが短いような気がするのですが。

 

 

門の右手前に解説板がありました。服部半蔵の槍があるみたいですよ。

 

 

荘厳な本堂です。大きいですよ。

 

 

浄土宗寺院専称山安養院西念寺は、徳川家康の譜代家臣で徳川16神将に数えられた服部半蔵正成によって開かれました。

 

 

半蔵は槍の使い手として名をはせていましたが、本堂に上がらないと見学できないみたいですね。

 

 

ご本尊でしょうか、本堂のガラス越しに撮影しました。阿弥陀如来立像が安置されているとのことです。

 

 

境内には服部半蔵のお墓がありました。

 

 

西念寺はもともと麹町清水谷にあったんですね。江戸城外堀拡張新設の際に当地に移転してきたということなんでしょう。

 

 

西念寺正門裏の塀にあった掲示板です。専称山西念寺の名前の間に徳川の葵の家紋が置かれています。

 

服部半蔵正成自身は忍者ではなかったんだけれど、父は忍者で、伊賀・甲賀の忍者を取りまとめる組頭を務めていたことから、徳川家康の武将となった半蔵も忍者の組頭を務めていたということになるんですね。ニンニン👆

 

空耳か 梅のつぼみに 鳥の声 (秋望)

 

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