完成間近か バイパスだけど本線 外苑通り
8月2日(木)撮影、新宿御苑エリアの写真ミニ旅散歩の記事掲載を続けています。現在の新宿御苑新宿門です。入園ゲートはこの先にあります。ただいま午後4時半、本日は閉園です。
新宿御苑の新宿門に隣接する位置に大規模な道路新設工事が進行中です。一部は地下トンネルで通過する計画です。
環状5の1号線工事です。1923(大正12)年に発生した関東大震災の復興計画として、東京都市計画道路幹線街路環状道路を第1号から第8号までが計画され、既存の道路をつなげることや部分的に新しく建設することで、首都圏の交通もを整備しようというねらいでした。
環状5の1号線の大部分は明治通りと重なっていますが、池袋駅前、新宿エリアなど支線となっている部分は本線整備が行われてきませんでした。それがここにきて具体的に動き出したというわけです。
現状の明治通りの新宿3丁目、新宿4丁目を通過する道路が支線だなんて思いもよりませんでした。バイパス建設といっているけれど、手付かずだった本線の建設なんだよね。
既存の明治通りに新建設バイパスが合流する地点の完成イメージだそうですよ。こんな少ない交通量ということはないんだけれどね。合流地点で渋滞が発生するのじゃないかと心配になります。
新宿御苑側のトンネル入り口の工事です。
後ろに見えているタワーは、NTTドコモ代々木ビルです。高さ240mほどあってドコモタワーと呼ばれているようです。
建設見学をしたので先へ進みましょう。緑の列の先に新宿御苑があります。これから左へ進みます。
新宿御苑新宿門の横に貫いてく環状5号線ですがここまで一部完成している道路は御苑通りと名づけられています。開通部分が明治通りと呼ばれるかどうかは定かではありません。
と話している間に、時代がかったゲートを見つけました。Green Garden Street です。あきぼう30代のころ、この路地は緑陰街と呼ばれていて、かつての青い線で囲まれたエリアでした。赤い線で囲まれたエリアは特殊飲食店街で青い線の場所は一般の飲食店でしたよ。
間口1間のきしむガラス戸の引き戸を開けるとカウンターがあって丸椅子が3つか4つ。柿ピーをつまみにビールを飲んでいると2階からカップルが下りてくるというシステム。ただし、あきぼうは2階へ上がったことはありません。
たぶん区画整理があったんだろうと思うけれど、もう少し道幅は狭かったように覚えていますよ。仕事で知り合ったカメラマンに連れられてきたんです。カメラマンは2階に上がっていきましたけれどね。新婚ほやほやだったのであきぼうは2階で何が行われているのかは想像できたので、やり手婆さん相手にビールをちびちびやっていたというわけです。
カメラマンはここで一線を終えると、意気揚々と二丁目へと繰り出していくわけです。あきぼうは、二丁目のバーでは、カウンターの中のマスターとお客との軽妙な会話を聞くのが愉しくて、誘われると度々くっついていったものです。
通い慣れてくると、毎回食べている玉ねぎの丸ごとスープの作り方を教わったりして、これは今でもおいしく作れるんですよ。
というわけで、思わず脱線してしまいましたがいよいよリクエストターゲットのラストワンへ向かいます。
灼熱や 面影はなし 緑陰街 (秋望)
