ペタしてね  コマ地図たんけん 児童遊園 むかしの町に

すりゲーム

ボーイスカウトやガールスカウトで行っている「コマ地図ハイク」は、曲がり角だけが示されて、指示を読み解きながら目的のポイントに行きつくというゲームです。

今回の雑誌からの指令は、写真を撮るべき「場所の名称」だけが示されています。大きなくくりでいえば「新宿区富久町界隈」なのですが、たびたび報告しているように現在この地区を環状4号線=外苑西通りの延伸拡幅工事が進んでいるために、用地買収で道や街並みが変わってしまっているのです。

街路地図も古いままなんです。この地図の上辺にある富久小学校の向かいにある寺院マークは先日の自證院です。西富久児童遊園と示されている部分は、富久クロスコンフォートタワーをメインにした再開発街区で道路用地買収も進んでいます。

上辺から右下方向にゆっくり円弧を描いている道路が禿坂で西富久児童遊園が突き当たった場所に、昨日報告した「富久さくら公園」があるんですねぇ~。

でね、本日の指令は「児童公園の中にある慰霊碑」なんです。地図には示されていないので、見当もつきません。現在地は中富久児童遊園です。

住宅地

さくら公園から横の道を住宅街の中に入ってきました。小さな公園があります。

中富久児童遊園

中富久児童遊園の中には慰霊碑のような施設はありません。滑り台やブランコなどの遊具もないんですよ。プチ広場という感じですかね。

ごみ集積所

東京都のごみ収集問題は、埋立地が満杯に近づきつつあるし、区や自治体によっては、自力で焼却
できないところもあって、非常事態宣言が出されていたりもします。

ごみ出しルールもころころ変わります。指定のごみ袋でなければいけなかったり、有料化だったり、指定ごみ袋制を廃止したりと、目まぐるしいのです。

でね、集積所にあったごみ袋の文字が気になりました。「過去は…」、「捨て…」、「新しい何かは…」文章が判読できなくて、言葉だけが断片に目に飛び込んできました。「……」の部分になんという言葉が隠れているのだろう、と。

捨てられたごみに、捨てきれない言葉が悲鳴を上げているような…。

さまよって

いかんいかん、ターゲットを探さなければっ! 住宅街の中も拡幅が進んでいるようです。これは防災対策の一環なんでしょうね。新築に際しては都市計画に基づいてセットバックが求められるケースが多くなっているんですね。

東京の住宅地は、密集区域が解消されていなくて、消防自動車が進入できないんです。むかしは、お隣との窓越しにお醤油を貸し借りしていたのが当たり前でしたからね。「お芋が蒸けたからおすそわけだよ」だなんてね。

階段がある

階段があるよ。石の階段、だけれど、その先は、道路が狭まってしまっていますよ。どうなっているんでしょうか。

これは何だろう

ごみ集積所だよね。その向こう側は公園みたい。だけど、この石の柱は何でしょうか?

これかな

これみたいですね。住宅の前に建っているんだけれど、ブロック塀のような入口は狭いですよ。

市ヶ谷刑務所

「刑死者慰霊塔」、東京監獄市ヶ谷刑務所。なんという慰霊碑なんでしょう。

弁護士連合会

東京監獄は現在の東京駅が建設されるときに、鍜治橋から当地へと移転してきたんだそうです。1903(明治36)年のことです。その後、1922(大正11)年に市ヶ谷刑務所に名称を変更し、1937(昭和12)年に豊島区へ移転して現在地にあった施設は閉鎖されました。

どうやら、この慰霊塔の建っているあたりが刑死場であったらしいのですね。1964(昭和39)年、日本弁護士連合会が慰霊塔を建てました。

撮影ミッションはクリアしました。

富久児童遊園

慰霊塔の建っている場所は「富久町児童遊園」となっています。

広い公園

ブロック塀の向こう側に広い公園がありました。ここも富久町児童遊園なのでしょうか。

記念樹

誕生記念樹と書いてあるポールがありましたよ。隣にあるハナモモがそれでしょうか。

ナント市分

赤ちゃんの誕生を記念して植樹したんだそうです。あっぱれさんま大先生の「記念樹」は音楽著作権盗作騒動で公に歌うことが禁止されてしまっていますが歌詞は素晴らしいんですよ。

余丁町児童遊園

あれぇ~~、表に出てみたら、この広い公園は「余丁町児童遊園」でしたよ。「富久町児童遊園」とはつながっていたんですね。

家族で

「一時集合場所」、家族で話し合っておきたいですね。気になるのは、文中の文字が隠されていることですね。なんて書いてあって、どんな理由で隠したのでしょう。

「一時」を何と読みますか? 「いちじ」or「いっとき」、さあ、どっち? 「いちじ」と読むと「一次」と間違えやすので行政では「いっとき」と読ませるようですね。

工事区域

余丁町児童公園と表示されていますが児童遊園との違いは何でしょうね。というより、ここまでまっすぐに道路が延びてくるんですね。というわけで、本日の報告はいったん終了です。続きはまた明日。

春の子や 時代の流れ 偲びつつ (秋望)

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