去年の晩夏の頃だったでしょうか。

出窓で昼寝を貪るかりんとうの近くで

筆者、作業をしていました。

 

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(「この暖簾の向こうが、出窓よ。」)

 

すると、窓をコツコツと叩く音が

筆者の耳に入ってきました。

 

そっと覗くと、窓の外に立つ

若いお母さんと、二人のお子さんが

かりんとうを起こそうと

窓を叩いていました。

 

窓越しのかりんとうは…危険!」

と慌てて止めに入りましたが

時すでに遅し。

 

昼寝の邪魔をされたことも手伝ってか

鮮やかなシャーーッを母子に浴びせ

かりんとう、去っていきました。

 

その後、母子さんにお詫びをすると

「いつも散歩の途中で通ると

可愛いねぇ、って見てるんですよ。」

とのこと。

 

「え?今のシャーッ、聞いてました…?」

との疑問が、筆者の頭をよぎりましたが

せっかくのお褒めの言葉なので

ありがたく受け止めておきました。

 

(「なにしても可愛いのよ、あたし…」

ジジFPさん手作りシュシュで里親会に挑みました!

が玉砕…

 

 

冬の間、過疎化した極寒の地、出窓。

暖かくなって、猫たちが戻ってきました。

 

ご覧ください、この睨み。

 

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かりんとう、今年も窓に近づく者には…

 

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もれなく、迫力満点のシャーッを

お見舞いし、万全の警備体制です。

(誰のおかげで、おまんま食えると思ってんでぇぃ。

筆者はもらせぇぃ。←筆者、心の声)

 

 

そして、ぽんずも晴れて

出窓デビューを果たしました。

 

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幸か不幸か、(にわか)警備員の心得は

受け継がれているらしく

こちらも負けじと…

 

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窓ガラスを曇らせる勢いで…

 

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…警備にあたってくれています。

 

更に近づいたところ、ドンッと

足踏み威嚇までお見舞いされ

ぽんずの本気度が伝わってきました…

 

 

「ほかの窓は、侵入し放題だけど

出窓からの侵入を試みる

単なるおバカ無謀な侵入者だけは

これで、撃退できるわ!」

と、心強く感じるべきなのか

今のところ多分、唯一

“侵入者”と見なされている者としては

複雑な想いであります…

 

 

 

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