寝床のなかに引きこもる。

近づくとシャーッと威嚇。

必要とあらば

爪出し猫パンチもお見舞い。

ウェットフードしか口にしない。

 

「誰の話ですか?」

あなたですよ、あなた!

少なくとも数か月前、

CAPINに来たばかりの頃の

あなたです。

 

すっかり安心したのか、

なにかと本性が見えてきた

貴公子ノル君が

今日の主人公です。

 

 

 

名前:ノル

年齢:(多分)1歳くらい

性格:見目にふさわしい…

 

とても、自然あふれる

平屋シェルター近くで保護されたネコ

とは思えない高貴なお姿。

 

(逃走防止の金網が“囚われの身”感を助長させ

高貴さに拍車が…。)

 

筆者は猫の純血種に疎いので

さっぱりわかりませんが、

ついついうっとり

見とれてしまう美しさに、

「ノル君、きっとすぐ

里親さんが決まっちゃうわ…。」

と、ボラたちをすでに

悲しみに暮れさせている、

なんとも罪な男です。

 

「イヤ、でもネコってみんな

そのくらい可愛くありません?」

とおっしゃるあなた。

先ほどの写真を、

同部屋のキャラ先輩で再現すると

こうなります。

 

(あぁ、窓辺じゃないからだね。)

 

ただ猫ベッドで丸くなっていたり、

 

 

フツーに寝ていたり

 

 

するだけでいちいちボラから

「かわいいね~」

と黄色い歓声があがり、

“なんだかんだ言って世の中、顔”

をどこまでも見せつけてくれます…。

(キャラ先輩だっていつも可愛く寝てますよね~?)

 

 

ただ、食べてしまいたいほど

かわいいお顔に加え

かわいい声でおねだりされると、

「あ、呼ばれました?」

とついついお応えしてしまうのが

ボラの悲しい性。

 

(なんとなく麿語で)「なでたもえ。」

 

やわらなか~なその毛並みを

なでなさいと言われると、

ついつい従ってしまうのですが、

ナデナデを始めたが最後、

止めるの判断は

ノル君の掌中にあります。

下僕には決める権利はございません。

 

無理な体勢に耐えつつ、

手を毛だらけにし、

 

 

お顔をナデナデ、お腹もナデナデ、

お顔とお腹をいっしょに

ナデナデナデナデナデナデナデナデ。

 

しかし10分やっても20分やっても

ノル君から「もうよろしい。」

の許可がおりることは

ありません…。

 

しかしここで

「下僕、もう体力の限界です…。」

と許可が下りる前にやめた上に

ケージに戻そうものなら、

最初はかわいく

「まだじゃ!

しかも麿は自由の身じゃ!」

と泣き続けますが、

そのうちケージのカバーやら、

 

 

段ボール製の寝床やら

果てには手に届くものすべてに

八つ当たりして、翌日には

こんなことになっています…。

 

(なので自由の身になっていただき、ボラを日々の悪夢から救ってもらいました…。)

 

 

 

まだ若い貴公子らしく

少し高慢なところもありますが、

・抱っこも大好き

・膝にも自ら乗ってくる

・カリカリも残さず食べる食いしん坊

・おもちゃで遊ぶのも大好き

・ほかのネコとも良好な関係が築ける

と心身ともに健康なノル君。

永遠の下僕(里親様

募集しております。