前回からの続きです。

 

ニキビ痕の凹凸の場合、専門用語だと線維化して固くなった真皮組織ができている状態です。

それらをなんらか壊して新しい組織に入れ替えていくことが必要になります。

 

それが可能なのは真皮を物理的に壊せる治療なので、浅いピーリングなどではなかなか困難と考えます。

当院ではニキビ跡の瘢痕には「ダーマペン④」と「eco2」を行っています。

ダーマペンは針で変性した組織を壊し、針穴から成長因子を流し込みます。

eco2はCO2レーザーでドット状に細かく組織を壊します。レーザーなのでダーマペンと比較すると熱感が強くでる感じを受けました。両者とも有効な治療と考えます。

 

共通する点として・・

「固くなった真皮の組織を壊していき、新しい組織に入れ替えていく」ことを目的とします。

また、痛みを伴うので両者とも麻酔クリームを塗ってから行います。

両者ともダウンタイム(赤くなったり、腫れたりする期間)があります。1回で結果を出すものではなく、月1回程度目安で継続します。何回受けたらよいか?のご質問を受けますがこれは難しい質問です。瘢痕の程度によっても変わってきます。

まずはエコ2は3回、ダーマペンは5回は続けたほうが良いと思います。それ以降、エンドポイントを決めるのはご自身です。

どこまで結果を求めるか、で回数も変わるものと思います。

また、炎症のある赤にきびが多くできるうちは、まずは炎症を抑える治療に尽力したほうがいいと考えております。

 

お悩みの方、ぜひご相談お待ちしています。