6億円の茶番劇の幕が開く ~大阪市長選挙~ | 空き地のブログ

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今日、橋下市長の辞職に伴う大阪市長選挙が告示されました。


大阪出直し市長選 4人が届け出、橋下氏以外の新人は大きな支持基盤なし

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140309-00000518-san-pol

産経新聞 3月9日(日)17時41分


出直し大阪市長選が9日告示され、2週間の選挙戦がスタートした。日本維新の会傘下の地域政党「大阪維新の会」代表の前職、橋下徹氏(44)=日本維新の会推薦、無所属新人で元派遣社員の二野宮茂雄氏(37)、諸派新人で政治団体代表のマック赤坂氏(65)、無所属新人で政治団体代表の藤島利久氏(51)の4人が立候補を届け出た。


大阪府と大阪市を再編する維新の看板政策「大阪都構想」の設計図作りを進めることの是非を争点にする橋下氏に対して、自民、公明、民主、共産各党が反発。「大義のない選挙」と橋下氏の独り相撲を強調するため、候補者擁立の見送りで足並みをそろえた。橋下氏以外の候補が大きな支援組織を持たないという異例の選挙戦となり、投票率も注目される。投開票は23日。


橋下氏は都構想の制度設計を行う特別区設置協議会(法定協)で区割り案の絞り込みを他党に反対され、任期途中で辞職。出直し選の公約で「都構想の設計図を今夏までに示す」とし、法定協の反都構想メンバーを交代させるとしている


市選挙管理委員会によると、8日現在の選挙人名簿登録者数は214万2823人。


(引用ここまで)


結局、議会野党からの候補者擁立はナシ。これにより主要政党からの立候補者は橋下氏のみという、実質的な信任投票のような構図になりました。橋下氏の再選は十中八九間違いないとして、注目すべきは選挙期間中に橋下氏が何を語るのかという点でしょう。まぁ、あとは投票率くらい?


とりあえず、記事中に“公約”とある「都構想の設計図を今夏までに示す」ために必要と主張している「法定協の反都構想メンバーの交代」は、市議会・府議会での議決が必要な案件です。したがって、今回の市長選の結果自体はなんら法的な強制力は無いのです。ただ単に議会に対して「民意は我にあり」とデカい顔してワガママを押し通したいだけのお話。議会がそれに付き合う理由はどこにもありません。維新の会が秋波を送っているらしい「元・維新」の府議会議員の方々は是非とも毅然とした態度で臨んでもらいたいものです。


市長選が決まって以来、維新の会が前面に押し出して宣伝している「都構想による経費削減効果のグラフ」にもずいぶん“ゴマカシ”が多いらしいですし、今回の選挙が有権者のみなさんに両者の意見をちゃんと聞き比べてもらう機会になるといいですね。


大阪維新の会 大阪都構想特設ページ

http://oneosaka.jp/tokoso/


自民党大阪府連 大阪都構想の不都合な真実

http://www.osaka-jimin.jp/not-osakato/


橋下市長の大阪都構想を、きちんと考えてみる

http://miniosaka.seesaa.net/

※大阪市民の方のブログ かなり細かい話まで踏み込んで書かれています