ハッピーハロウィン、昨日…(´・∀・`)

わかる、言いたいことはわかるww

どうせ書くなら間に合うように書いたらいいのに、ほんとそう思うし、そうしようと思ってるんだけどね…?


ひとって不思議よねぇ…


ね(°∀° )/





(Twitterのワンライ企画に参加させていただくために急いで書きましたが(ネタは事前に浮かんでました)90分かかってます

ワンドロワンライ企画さま、いつもありがとうございます(*´◡`*))



ハロウィンだからってイタズラ系でときめけるかと思ったら大間違い()なお話をどうぞー♡



今思えばいたずら系も書きたかったね✩︎⡱



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沖田さんとの待ち合わせ場所が近づくと、胸が騒いだ。

いつものわくわくする気持ち、会えるまでのあとほんの数分が待てないような、走り出したい気持ち。

今日はそこに、上手く会えなかったらどうしようという心配の気持ちもあった。

置屋を出て大門を左に抜けたら真っ直ぐ、大通りを右に曲がって少しだけ歩けば、彼と待ち合わせている大きな木がある。

私達が未来から欠片を持ち込んでしまったハロウィンは、想像した以上にこの町に受け入れられた。

川沿いには朝から色んな出店も出てるとあって、すれ違った人達のほとんどが思い思いの仮装を楽しんでいた。


(お化粧をしている人も多いし、お互いに気付けなかったらどうしよう…)

早足になりながら角を曲がり、すぐにそんなことは杞憂だったと思い知る。

高い身長に、すらりと伸びる長い腕、背中に流れるきれいな髪に、あんなに外にいるのに何故か白い、もしかしたら女の人よりもきれいな肌…。

(…これは…間違う方が難しいのかも…)

何人かの女の人達がそうしていたように、私も早足になっていた足をとめて、無意識に沖田さんの姿に見とれてしまった。

その内に沖田さんがこちらを振り向いて、少しはにかみながら手をあげた。

「沖田さん、お待たせしました」

「○○さん、えっと…」

私の頭から足まで、楽しそうに視線を上下する沖田さんに、袖端を握って腕を広げたままくるりと一周回って見せるとくすくすと笑った。

「かわいいお団子屋さんですね。いつもと雰囲気が違って…でもとてもお似合いです」

足裁きの良いように少しだけ短く着付けたお着物に帯から下に前掛けを垂らして。帯あげは明るい色でリボンの形に大きめに。それから髪はハーフアップのお団子を3つ斜めに並べて結い、そこへかんざしを刺した。

「その格好で売り子をしたら、きっとその店のお団子はすぐに売り切れてしまいますね。私も早く買いにいかないと…」

そう言って微笑む沖田さんは、いつもより雅だ。薄い水色の狩衣をまとい、いつもより低いところでゆるくまとめられた髪…。

「沖田さんはお内裏さまですか?お雛さまの…」

「いやだな、そんな大それた衣装は私には勿体無い。平安の貴族達が来ていた格好のようです。屯所の近くの古着屋がこの時期は衣装を貸してくれるのですが、そこの女将さんに強く勧められて………おかしくないでしょうか?」

「お…おかしくない!とってもお似合いです。私が女将さんでもきっとその衣装をお勧めします!」

「ほんとかなぁ」と笑った沖田さんに並んで歩く町並み。

現代のように窓や提灯に飾りをつけているお家もあったし、かぼちゃの天婦羅が串になったものや、かぼちゃおばけ饅頭なるものまで売られていた。
最初に龍馬さんの前で描いたジャックオーランタンの絵が、私のも翔太くんのもどこか惜しかったために、それが拡がった町の飾りもどこか惜しい。

それには申し訳ない気持ちになったけれど、楽しいことで賑わう町を沖田さんと二人で見てまわるのは本当に楽しかった。

面白い出し物を見つけた時には自然に手を引き合って駆け寄ったり、不思議な味の甘味を笑いながら分け合って食べた。

お芝居関係の人なのか、気合いの入りすぎたお化けの仮装を見たときは、思わず二人身を寄せた。

「秋にも節分おばけが出来たみたいで楽しいですね」

沖田さんの言葉に頷いた時、近くの人だかりから何やら祝福されながら一組の男女が出てきた。

「…なんでしょう」
「なんでしょうね?」

沖田さんがひょいとその輪を覗くと、中心に座っていた初老の男性に声をかけられた。

「そこの男前なお兄さん、別嬪(べっぴんな)なお嬢さんを連れてはる…そう、あんたらも視てやろう」


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さっきまであんなに楽しそうに笑っていた、沖田さんの青い顔を横目に見上げる。

あんなの当たってないですよと笑いかけていいのか、それともそれは逆に何かの引き金になるのか、伸ばせば届くところにあるしょんぼりしたような沖田さんの手をちらちらと見ていた。

『想い合っているなら、離れるが吉』だなんて、あのおじさんめ…。


「私は…もともと、占いは信じません」

まずは独り言のように、秋の空を見上げてぽつりと呟いてみた。足元をまだ少ない落ち葉がざざざと掠めて風に流されていく。

「○○さん…」

「沖田さんと離れた方がいいなんて、余計に信じない。…お公家さんは、どうですか?」

仮装を指してそう尋ねると、沖田さんはやっと息を吐いたように、小さく笑った。

「そうですね…。そう言えば普段は占いなんて、気にしたこともありませんでした。…おかしいですね、貴女とのことになると急に慌ててしまった」

沖田さんは私の手を握り、傾き始めた陽を背にして微笑んだ。柔らかく、だけど強く。

「…人に何を言われたからと、私は貴女と離れるつもりはありません。いいですか」

「はい」

繋いだ指で伝え合う。
知らない人の言葉より、こうして沖田さんと会えた奇跡を信じてる。

「…でも、あの人達には当たるといいですね」

私達の前に人だかりから出てきた、幸せそうな笑顔の二人を思い出してそう言うと、沖田さんは一瞬驚いた顔をしてから嬉しそうに笑った。

「ええ、私もそう思います」









                             /おしまい