頭のいい人? | 鉄母の 子育て鈍行列車 

鉄母の 子育て鈍行列車 

鉄道関係のことが好きな母親を勝手に「鉄母」としました。
旅行や鉄道関係から、英語、教育、発達障害と、鈍行のおかげでネタの中身が寄り道いっぱいです。

 

 いつの世も、頭のいい人という言い方は

存在します。だけど、よく考えて見ると

この言い方、とても難しく感じます。


頭のいい、今だと現役の学生達は

「地頭がいい」と言うことになり、

働く現役世代だとよく知恵が回る

事になるでしょうか。


本日の新聞の最下部の書籍広告に

あった本の告知を見て、何とも

悩みました。


地頭にしろ、知恵が回るにしろ、

頭がいいというのは何だろう?


分解すると、例えば書いてあることを

すぐ信じること。または目に入った

文言、耳に入った情報をすぐ信じること。

これはダメです。


最初はせめて「それホント?」と

思うこと。つまり端から信じず、

情報源にたどりついて自ら真偽を

確かめない限りその話は耳を貸さない

というのです。


少しわかる気はします。


学生時代の経験から。


私たちの現役学生時は名簿の掲載は

学校の4月と最終2月(卒業年度の場合。

アルバムに住所氏名が掲載されて

いたもんで)に確認作業するのが

定例でした。


少数派の名前の子は、担任から

名簿チェックするようアナウンス

されると必ず赤ペンを持って行きます。


赤ペンを持って確認する子はいつもの

人たち爆笑お決まりです。

私も同期と「どうせ間違ってるって

わかって見に行くのも面倒だけど、

慣れちゃったね」と言うことになり

ちょっとした仲間です。

私は名字が少数派、彼女は音はいいけど

その漢字を充てるんだ!というので、

下の名前のどこかが毎度違うって。

他にも少数派の仲間はいます。


赤ペンを持たずに来る子は、私達の

気持ちなんぞわかりません。

「何で?」とよく聞かれました。

「うち、パソコンで出てこやへん字が

名字やから必ず間違ってるのが前提。

赤鉛筆(赤ペン)必須やわ」と。


間違ってるのが前提という生活を

送った経験があるからか、またうちの

母なんぞは下の名前も読みが難しいため

初見できちんとふりがな無しで読めた

人を知りません。そんな感じだから、

我が家はひねくれもの。第一声が

「それホント?」ってなるのです。


ホントに初めてその存在を知った際に

ひとまずは情報を集めるだけ集めます。

現地を見れるなら見ます。


その後、調べた情報を確認できる

タイミングがあればすり合わせを

するように心がけます。

また、集めた情報が少し古いとか

タイムラグがあるとわかった時には

何か違いがあるか、いつ始まるか、

いつで終わるのかを調べます。


疑い深いというよりしつこく心配と

確認をする感じです。

「どうせ私の名前は間違えて印刷

されてるから」と言う人生だから、

赤ペンを持って確認することは

私のクセなのかもしれません。


私が周りを見て頭がいいと思う人は

優しい、冷静、情熱的、色々いますが

共通点は言われてみれば「今の状況は?」

「それホント?」が口癖です。

すぐ信じませんがすぐ疑いもしません。


努めて現状を把握する能力が高いこと、

過去のデータと比較して違いを見つける

技術があること、下手すると改善点まで

出せること。これが、個人的には

「頭がいい」と思う人だと思います。


頭がいい人が周りに多すぎる私は

頭がいいかと聞かれるとかなり

怪しいですチューですが、なぜか級長

(学級委員)経験者が友達や身近に

多いのです。よほど彼等は友達が

いないのかと思うけど、そうでは

ありません。数ではなく、付き合いの

深い友達が多いのです。


母や夫を見ていても、友人を見ていても

友達はいますが100人単位ではありません。

あの時の仲間と今でも、という関係

なのです。量より質のタイプですね。


もちろん数の多さで勝負!という人も

います。うちの従兄は水泳部の主将や

生徒会の役員(会長したかな?副会長?)の

経験者ですが、顔も付き合いもものすごく

広いのです。


母の弟が顔が広いので、その息子も

噂話から面倒見のよさからキャンプ飯等

(うちは餅つきもしていました)全般的に

器用にこなします。母もそうですが、

かなり器用で面倒見がよいです。

パーティー(宴会、集会等)の采配も

ものすごくテキパキ!あれなら

間違いなく顔も広いし頼まれる事も

多いので、友達は質も量もとると

いうモットーは納得です。


私も半分はその遺伝子があるんですけど

いいかっこしいなのか断れないからなのか

各種取り揃えた知り合いがいます口笛

あまり絡みたくない方々もいます。

父の遺伝子のお陰なのか、自分の殻に

閉じ籠るため、気配が変わると察知が

速く、とにかく一人を好みます。

気配を感じる力が強すぎて疲労も

人一倍。


友人達は、時には聞いてくれたり、

時には人を紹介してくれたり、

時には自分の事をさらけ出して

慰めてくれました。助けてくれました。

勉強ができる子ばかりではなく、

スポーツ万能の子も、下手すると

どこにも絡みがない子もいました。

けど、クラスの中での立ち位置が

似ている子って、集まるところも

似てくるのです。

振り返ると、私の友達の多くは

図書館仲間だったように思います。

図書館で気持ちを整えて、クラスに

向かう、図書館に行ってから下校する。


頭の使い方を整えると、きっといい

友とのご縁があるはずです。


頭がいい、と言うよりは、頭の

使い方を整える技を自分で知ってる

人が、生き延びるのだろうかな、と

感じました。