お待たせしてる患者さんの順番が回って来ました。
なんだかヘビーなのが続きます。
エンジン降ろして居ますが、今回はエンジン開ける訳ではありません。
スズキあるある。
エキゾーストフランジボルト折れです。。。
ちょっと説明しますと
エキパイを留めてるフランジの部分って、一般的にはエンジンにスタッドボルトが埋け込んであって、フランジをナットで留めるようになってます。
ですがスズキの場合、エンジンにナットが切ってあって、そこにボルトで留めてます。
このボルトが曲者で、今回も純正のマフラーが錆びて腐って来たのでマフラーを交換しようと思ったのですが、このフランジのボルトも腐って固着しちゃうんです。
なので一般的なナットで留めてる奴が腐った場合、ナットを壊してスタッドボルトを生かして作業すれば良いのですが、ボルトで留められてしまうとそうは行かない。
結局ボルトを折るしか無いって言う結末を迎えます。
そして作業が作業なだけに、フレームとか邪魔で工具が届きませんし力も掛からないのでエンジン降ろしての作業になります。
でも、それでも悪あがきはして見ました。
その後は大変です。
ボルトの頭に適当なボルトを溶接して、フランジボルトに熱を加える。
一時的に真っ赤になるくらい熱の掛かったフランジボルトが、エンジンとの膨張差で固着してたのが緩むと良いな!
って言う事でした。
ですが結局の所それでも緩まず折れちゃいました(>_<)
仕方ありません
先ず25mmほどある折れて残ったネジのセンターにした穴開けて。
元々付いてるネジ自体も10.8って言う強度のクロモリボルトなので、そう簡単に穴も開きませんしリューターの歯も立ちません。1本処理するのに1時間とは言いませんが30分以上掛かります。
因みに溶接して熱掛けてもビクともしない固着具合ですから、逆タップなんてもんで外れるような、ヌルい固着では無いです。
ほぼ一体化してます(^_^)
ほぼ丸一日ボルトと格闘!







