SFC編中編です。
前編ではSFC(ANA上級会員)とは一体なんぞやを解説してまいりました。
ポケSFCレポ 「ちまたで話題のSFC(ANA上級会員)とは?」 ~前編「特典解説編」~
それで前編でも少しだけ解説しましたが、ANAプラチナクラスになるには、
ANAプレミアムポイントを、50,000ポイント貯めなければなりません。 1年間で。
プレミアムポイントを1年以内に50,000ポイント貯めたとすると、次の年のプラチナクラスが確定します。 (正確には、50,000ポイント貯まったその年のその時点からです)
仮に100,000ポイント貯めれたとすると、次の年のダイヤモンドクラスが確定いたします。
通常ですとこのプラチナクラスの有効期間は1年間です。
継続してプラチナクラスでい続けるためには、毎年50,000ポイント貯め続けないとならないわけですね。
ですが、50,000ポイント貯まってプラチナクラスが確定した時点で申し込めるクレジットカードがあり、それを所有している限りプラチナクラスのサービスを永続的に受けられるというクレジットカードがあります。
それをSFCカード(スーパーフライヤーズカード)と言います
みんなこれを手に入れたくて必死こいて修行しているわけですね
SFCカードラインナップです。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/premium/sfc/
つまりこのカードを所持しているだけで、プラチナクラスのサービスを全部受けれるということです。
毎年毎年頑張って50,000ポイント貯める必要がなく、1年間だけ頑張ればいいということですね。
カード年会費は一番安いカードで11,000円ぐらい。 ゴールドでも16,000円ぐらいです。 破格ですね
ちなみにこのようなカードによる特典があるのはプラチナクラスだけです。 ダイヤモンドクラスにはそのようなカードはありません。
毎年継続してダイヤモンドクラスの方は、毎年100,000ポイント継続して取得しているということですね。
これはちょっと一般の人には無理です
後で詳しく解説いたしますが、エコノミーで言ったら東京~那覇28往復ぐらいですか?
ですので毎回ファーストクラスに乗るレベルのお金持ちか、毎週出張があるようなビジネスマン、もしくは旅番組などのスタッフ、出演者とかじゃないと厳しいんじゃないんですかね。
もう1つここでの注意点ですが、あくまでも取得するのはクレジットカードです。
クレジットカードの審査に通らない方は残念ながら当然ですが作れません
ですが、SFCカードはそれぞれ元となるカードをアップグレードすることができます。
元となるカードとは、先ほどのラインナップのカードの「SFCでない」バージョンのカードとなります。
それらのカードをSFCにアップグレードする際には「無審査」となります。
カード審査に不安がある方は、先に元となるカードを取得しておくことを強くお勧めいたします。
頑張って50,000ポイント取得したのにカードが作れない!!なんてことだけは避けたいですからね
それでプレミアムポイント50,000ポイントとは一体どのくらいなんだ!ってことですが、ANAさんしっかりシュミレーションのページを用意してくれています。
https://cam.ana.co.jp/amcmember/ppsja
意味わからないですよね、はじめは
試しにポケオが修行した「羽田~那覇」で説明したいと思います。
シュミレーションのページに「利用運賃」という項目があります。
これです。
https://www.ana.co.jp/amcservice/pps/dom_unchin_list.html
ごちゃごちゃと情報が多くて困りますが、簡単なポイントは「正規料金でお金をかければかけるほどプレミアムポイントが高くなる」です。
話を「国内線」にしぼりますが、ANA国内線で一番高い席は「プレミアムクラス」です。
つまりプレミアムクラスを正規料金をしっかり払って購入すると、一番プレミアムポイントが高くなります。 そのパターンだと上の表の150%となります。
次に高いのはプレミアムクラスを株主優待などの「割引価格」で購入です。 それだと125%ですね。
エコノミーも基本は同じで、正規料金で買った方がポイントが高く、割引料金で買うと低くなります。
エコノミーを正規で買えば100%、早割、特割などで買えば75%などにポイントが下がっていきます。
試しに「羽田~那覇」で計算してみます。
運賃1 (150%)だと、3,352ポイント
運賃2 (125%)だと、2,860ポイント
運賃3~4 (100%)だと、2,368ポイント
運賃5~7 (75%)だと、 1,876ポイント
となります。
これは片道運賃です。
運賃1(正規プレミアムクラスなど)だと、往復で6,704ポイント。 この運賃クラスだと羽田~沖縄7.46往復で50,000ポイントですね。
運賃5~7(エコノミー割引など)だと、往復で3,752ポイント。 こっちだと羽田~沖縄13.3往復で50,000ですね。
つまり全席プレミアムクラスで行ったとしたら、羽田~沖縄8往復で解脱。 割引エコノミー席で行ったとしたら14往復で解脱、です。
もちろん羽田~沖縄以外の路線でも可能です。 羽田~沖縄よりフライト距離が長い路線なら少ない回数で、短い路線なら多い回数での解脱となります。
海外路線ももちろん可能です。 その辺については後編で。
それで一体いくらかかんねん?って話ですが、数あるサイトには1PP(プレミアムポイント)あたりいくらみたいな表記がたくさん出てきます。
でもポケオもそんなにかしこくないのでいっつもわかりにくっ!!って思います
ということで凄く簡単にすると、羽田~那覇プレミアムクラス正規料金は片道大体60,000円前後で、割引エコノミーは大体15,000円前後です。 もちろんシーズンと航空券を予約するタイミングなどで前後しますが、概ねこんな感じの値段です。
実際には株主優待券を駆使してプレミアムクラスの運賃2(125%)を狙うことになりますが、それは後編で説明いたします。
つまり、正規プレミアムクラスで50,000ポイントに到達しようとすると、単純計算で96万円かかり、割引エコノミーだと42万円かかります。
わかります、エコノミーでもたけえよ!!ですよね。 わかります
この金額を持ち出してきて、こんな大金払ってSFCを取得する意味あるのみたいな記事もたまに見かけますが、これはあくまでも「全ての航空券をマイルを一切使用せずに現金で買った」場合にかかるであろう金額です。
実際にはもちろん全部現金では買いません。 さらに修行中に飛行機にたくさん乗ります。たくさんマイルが貯まるということですので、そのマイルも当然流用することができます。
正確に記録はしていないですが、ポケオはいろいろ駆使しまして、SFC取得にかかった持ち出し金額は10~15万円程度だったと記憶しています。
ポケオは時間的制約がかなり大きかったので修行がプレミアムクラス主体になったことと、修行に1~2回家族旅行をくっつけて家族分のチケット代も払ったパターンもあり、それを全て入れて総額その程度です。
ですから、時間に余裕がある方や、家族を連れて行く必要がない方ならもっと安く取得することも可能だと思います。
ちなみに家族の分は自分のプレミアムポイントにはなりません。残念ながら 家族マイルは流用することはできますが。
航空券はマイルで買うものです。 正確には修行中はマイルをANAスカイコインに交換する必要がありますが、ポイントはいかにマイルを効率的に貯めれるかです。 世の中には無料でマイルを溜めて、この修行の全費用を捻出するツワモノもいます。 大体50,000プレミアムポイントためるのに、20万マイルぐらい必要だと言われていますが。
(まぁ、修行で使うマイルを他の旅行に使う事も当然できるので、結局数十万のコストがかかってるじゃんという議論もあるのですが、あくまでもこれはSFCカードを獲得するための話をしてるのであって、獲得するために数十万の現金を「持ち出さなくても可能ですよ」って事です)
マイルの貯め方ですが、これも数多のサイトがあります。
いろんなサイトに書かれていますが、20万マイルを「無料で」貯める方法などは、確かに存在します。
FX口座を作ったり、飲み会を多数開催してレビューを書いたり、後払いリボ払い設定にして毎月それをキャンセルしたり、、、
このように様々な方法がありますが、ポケオの性格的にはなにそれめんどくさっ!!となります。
ポケオスタイルは、利用できるものは全て利用するけど、めんどくさくない範囲でね!です
長くなりましたので、その辺を後編の実際の「修行編」で説明したいと思います。