今日は2024年6月9日
あの日から一年が経ちました
昨年の今日の記憶は
朝からありませんが
今朝は普通に目が覚めて
どこに寝ているのかもわかったし
猫は側にいたし
朝ごはんはとても美味しかったし
弟たち夫婦も遊びに来てくれたし
本当に幸せで本当に嬉しかったです
ありがとう
ありがとう
そして
このブログを
読み続けてくださっているみなさまにも
強く強くお礼を言いたいです
本当にありがとうございます
最近思い出したことを書きます
入院してすぐのことなのですが
実はね
手術が終わってからしばらくの間
おしゃべりなおじさんが
病棟の廊下にずうっといたんです
とにかくよく喋る方で
そしてとてもお金持ちらしかったです
ホテル代わりに病院を利用しており
看護師さんやスタッフの皆さんは
そのおじさんのお相手を
丁寧に勤めなくてはなりませんでした
「いちご狩りに行きたい」とか
「今日は午後から船を出すよ」など
わがままばかり言って
みんなを困らせていました
早朝も深夜もどんな時も
その人はすぐそばにいました
顔は見えないけど
声がずっと聞こえていたのです
病室が個室から中個室に変わっても
ずっとずっと
ひたすらうるさく喋り続けていました
ある時娘に尋ねたら
「そんな人どこにもいないよ」と
大笑いをされ
「病気に対するイメージが
擬人化されたんじゃない？」
と言われましたが
とにかく
今でもとてもリアルに思い出せる
圧倒的な存在感だったのですよ
彼はやっぱり
単なるせん妄？だったのかなあ
こわぁ
つづく
