突然の大きなめまい、

本当にびっくりしました。



横になってテレビを見ていたら

ぐるぐるぐるっと

周りが回りだしたのです。


その感じは

「良性発作性頭位めまい症」の時と

似ていました。



「参ったなあ」



すぐ近くに母がいますが

助けを乞うことは はばかられました。


父が入院した上に

私までめまいだなんて、ちょっと

受け入れきれないかもしれません。



雨と空腹と寝不足と。

その辺が理由なんだろうなあ。

もうずーっと

眠れていなかったからね。



「もし、再発だったらどうする?」

自分に対して、そんな

意地悪な質問を投げてみました。



これで死ぬの?

父の次に私が?認知症みたいになって?

自分の名前もわからなくなって?



うーーんあせる

どうだろう?


どうしよう?



父が暴れた時には

もうどうなってもいいや、と

思ったことは何度もありました。






私は


父をホームに入れてからは

母が認知症になったらどうしよう、と

今度はそればかり心配していました。



だからこそ


ちょっとこのままじゃ

悲しいかもな

そう思えた自分が嬉しかったです。



認知症の症状は強烈だし

長い期間をかけて確実に死に向かう。



でもその悲しみに

溺れてはいませんか?


辛さを楽しんでいませんか?


何も始まっていないのに

決めつけていませんか?



そんな悲劇にひたる私から

少しお別れしたくなりました。


せっかく助けていただいた命を

もっと楽しみたいと強く思いました。



突然のめまい、

気づけたものは小さくはありませんでした。




つづく





チーン悪性脳腫瘍で緊急搬送!あせる

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